周辺機器メーカーのデイテルはXbox360用のメモリーユニットを販売していましたが、マイクロソフトはアップデートでこれを使用不可能としました。
デイテルは「マイクロソフトの行為は反トラスト法(独占禁止法)違反であり、マイクロソフトはゲーム機市場を独占しようとしている」と法廷に提訴。
対するマイクロソフトは、Macintosh互換のOpenComputerを無断販売したPsystarが著作権侵害とされたケースから自社の正当性を主張。消費者はXbox360の契約条件にある“サードパーティ製周辺機器を使わない”という項目に同意している、との理論を展開しました。
サンフランシスコ連邦地方裁判所はマイクロソフトの主張を退けましたが、デイテルが主張するゲーム機市場独占の件も棄却されたとのことです。
デイテルの弁護士であるDaniel Asimow氏は「我々は事態の推移に満足しています。デイテルはXbox360の周辺機器市場において自由競争の恩恵を取り戻すことを楽しみにしています」とコメントしました。
デイテルは使用できなくなったメモリーユニットのアップデートを予定するなど精力的に活動していますが、お得なサードパーティ製周辺機器が復活するのであれば嬉しいユーザーも多いのではないでしょうか。
マイクロソフトはデイテルのXbox360用コントローラーが特許の侵害であるとして訴えており、両者の争いは訴訟合戦に発展するかも知れません。
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