Helenさんは11歳の小学生。オーストラリアのビクトリア州にある学校に通っています。ある日の授業では「企業に手紙を書くこと」という課題が出され、Helenさんは任天堂を選びました。
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「わたしがあなたの会社に手紙を書いているのは、企業に手紙を書く方法の授業があるからです。わたしたちのクラスには25人の生徒がいるので、25の企業を選びます。わたしはあなたの大ファンなので、あなたの会社を選びました。わたしには大きなお願いがあります。わたしはDSが欲しいんです」
任天堂はこれに答え、HelenさんへニンテンドーDSを贈りました。任天堂の粋なはからいとHelenさんとのやりとりはネットで大きな話題を呼びました。
Helenさんの真似をしておねだりの手紙を送ろうとする人も現れましたが、任天堂オーストラリアのHeather Murphy氏は、今回は特別だと釘を刺します。任天堂オーストラリアは、Helenさんが出したような手紙を日に数百通受け取るそうです。
「任天堂は通常、手紙に答えて自社製品を贈ることはしません。時々、学校や病院などに寄付するかも知れませんが。我々は毎日多数の手紙を受け取っていますが、皆に答えることはできないのです」
今回のケースでは、手紙が本物かどうか、Helenさんの学校へ確認した上で子供向けゲームと共にニンテンドーDSを贈ったといいます。
Helenさんにとって任天堂から贈られたニンテンドーDSは忘れられない品となるに違いありません。