それによれば、ゲームが主軸のデジタルコンテンツ事業は規模を縮小する一方、ソーシャルゲーム・ブラウザゲームを収益の柱に据え、チャンスが来れば再びパッケージを大きくする事も考えるという方針のようです。今期のパッケージはかなりコンサバティブに見ていて、赤字タイトルを出さない事に重点を置くということです。
先日発表になったニンテンドー3DSについては今期中はタイトルはないものの、積極的に考えていて、『牧場物語』シリーズも投入するとのこと。プロデューサーのはしもとよしふみ氏からは「成功するのでは」というコメントもあったようです。
気になる発言としては、過去に発売して評価の高かったタイトルの続編で、外部のパブリッシャーから資金を獲得して開発をスタートするタイトルが数本あるようです。これは海外へのライセンスフィーを前払いで貰い、開発費に充てるという考えのようです。マーベラスタイトルでは『朧村正』や『アークライズファンタジア』をIgnition Entertainmentが、『王様物語』をXSEED(北米)やRising Star(欧州)が発売しています。XSEEDはAQIの子会社、Rising Starはマーベラスと現地メーカーの合弁でしたが出資分は売却しています。
昨年出展を見送った東京ゲームショウは今年も見送るとのこと。費用が1回で6000~7000万円にものぼり、費用対効果が見込めないという判断のようです。
編集部おすすめの記事
ゲームビジネス アクセスランキング
-
【CEDEC 2014】知られざるアプリ大国、フィンランドのゲーム産業を歩く~新清士氏によるカジュアルゲーム視察報告
-
今週発売の新作ゲーム『新サクラ大戦』『CONTROL』『SAMURAI SPIRITS』『Ghostbusters: The Video Game Remastered』他
-
ソニックファンの少年、ハリネズミを飼う権利を勝ち取る
-
カプコン「次世代ワールドホビーフェア'09 Summer」、流星3全国大会、モンハン3体験などが!
-
USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する
-
『逆転裁判』は如何にして産まれたのか、江城元秀氏と巧舟氏が語る――『逆転裁判』特別法廷セミナーレポート・前編