「Kinect」は人の動きを感知するカメラや赤外線センサーなどを応用したシステムで、ゲームプレイヤーはコントローラーを持つことなく、体の動きや腕の動作だけでゲームをプレイすることができます。レースゲームではハンドルを持つような動作でクルマを操作し、アドベンチャーゲームでは実際にプレイヤーが動いたり飛んだりして操作します。今年6月にロサンゼルスで開催されたE3で公開され、高い注目を集めました。
第一弾タイトルとして11月20日にマイクロソフトから『Kinect アドベンチャー!』『Kinectスポーツ』などが、サードパーティからも『ソニックフリーライダーズ』(セガ)、『クロスボード7』、『DANCE EVOLUTION』(いずれもコナミ)、『体で応える新しい脳トレ』(バンダイナムコ)が登場する予定。12月にも『Kinect アニマルズ』(マイクロソフト)、『ユアシェイプ フィットネス・エボルブ』(ユービーアイ)、『DECA SPORTA FREEDOM』(ハドソン)が登場予定です。
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価格はKinect本体単体が14800円、4GBのストレージを搭載したXbox 360本体とセットのパッケージが29800円、250GBのHDDを搭載したXbox 360とセットになったバージョンが39800円。いずれもKinectを使ってアドベンチャーが楽しめる『キネクトアドベンチャー』が同梱されます。
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マイクロソフト執行役常務の泉水敬氏は「センサーの前に立つだけで直感的で新しいゲーム体験が始まります。今までゲームに親しんできた方だけでなく、ファミリー層にも訴求していきたい」と抱負を語りました。
ソニー・コンピュータエンタテインメントは10月21日にプレイステーション3向けのモーションコントローラー「PlayStation Move」を発売する予定にしていて、先にWiiリモコンで圧倒的に普及を実現したWiiを交えて、モーションによる操作という軸で年末商戦にかけて競争が激しくなりそうです。
「Kinect」は来週16日より開催される東京ゲームショウ2010の会場で一足早く体験できる予定(一般公開は18、19日)。