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セバスチャン・ルール氏 |
東京ゲームショウ2010に設けられたユービーアイソフトのプレスルームで『ショーン・ホワイト スケートボード』のゲームデザインを担当したセバスチャン・ルール(Sebastien Lheureux)氏に聞きました。
新たにスケートボードに挑戦するに当たって、ユービーアイの開発陣はショーン選手にこう尋ねたそうです―「スノーボーダーとスケートボーダーの違いは何か?」と。その答えがゲームに集約されています。つまりスケートボーダーは街中のあらゆる物・・・手すり、イス、建物、プールなどあらゆるものがコースに見える、と。手すりがあればレールとして使い、プールがあれば水を抜いてその中でプレイしたい、と考えるのがスケートボーダーだそうです。本作では自由に街中のオブジェクトを自身のプレイの一部にすることが出来ます。
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ただ本作には、自由に楽しむのはもちろん可能ですが、ストーリードライブンの要素が強くなっているそうです。セバスチャン氏は「余りに自由に遊んで、という風にしても、上手なプレイヤーはいいけれど、とっかかりが無いと初心者は挫折してしまう」と説明します。本作で敵として立ちふさがるのは政治家。真面目で固い政治家は街を灰色でつまらないものにしてしまいます。プレイヤーは華麗なプレイを街中で繰り広げる事で街に色と賑わいを取り戻していきます。
操作方法は一般的なスケートボードゲームと同様で、プレイヤーの方向を決めながら、ジャンプやトリックを決めていきます。華麗な滑りを見せると、灰色だった道路や建物に(文字通り)色が付いていきます。華麗なプレイで街が鮮やかに蘇っていく感覚は爽快感があります。ちょうどTHQが少し前に発売した『ブロブ』のような感覚です。『ブロブ』が大好きだった筆者はこのゲームも気に入りました。
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街に色を取り戻していくというコンセプト | 華麗な技を披露して街に元気を |
本作は3D立体視にも対応。プレスルームでもメガネを付けたプレイになりました。少々調整不足を感じなくもありませんでしたが、迫力は増します。少しのプレイだったので気になりませんでしたが、動きが激しいゲームだと酔ったりするのではないかと気になりました。
11月25日に国内でプレイステーション3とXbox 360で発売予定。