カプコン側からは『バイオハザード』シリーズのウェスカー、マーブル側には『スパイダーマン』シリーズのスパイダーマンです。
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TGS 2010一般公開日の初日、カプコンブースで開催された『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』スペシャルステージには、本作のプロデューサー新妻良太氏が登場。ブースで試遊できる本作のバージョンについて、「現段階での最新版を用意した」と説明。
ファンの意見が分かれる音声対応については、「悩みに悩んだが、カプコンのキャラクターは日本語と英語で、マーブルのキャラクターは英語のみとした」と話しました。新妻氏自身のなかで「マーブルのキャラクターが日本語を話すイメージが沸かなかった」とのことです。
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ここでサプライズゲスト1人目。本作でモリガン役を務める声優・田中理恵さんの登場です。田中さんは自他共に認めるコアなゲームファンで、同社の格闘ゲームは「『ヴァンパイアセイヴァー』の頃からやっている」という強者。歴代のモリガンの声はすべて頭に入っていたといいます。ただ、モリガン役に選ばれたうれしさのあまり、収録時にはテンションが上がりすぎてしまい、新妻氏から「もう少し抑えてほしい」と指示があったといいます。
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田中さんをモリガン役に抜擢した理由について新妻氏は、「自分の中で迷いはなく、さらっと決まった」といいます。田中さんも「モリガンのセクシーな部分を意識して演技した」とのことです。
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続いて『バイオ』ハザードのウェスカーの参戦が発表。モニターにウェスカーの紹介ムービーが流れると、場内から「カッコイイ!」との声があがりました。
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そしてサプライズゲスト2人目の登場です。ゲスト2人目は、なんと声優の中田譲司氏。中田氏はウェスカーの日本語音声を担当するといいます。
開口一番、「元気ですかー!?」と中田氏。「元気があればゲームショウに来られる。元気があれば試遊台で遊べる!」と場内を沸かせました。
これまでウェスカーには日本語音声がなかったため、中田氏が「ウェスカーの声」を生み出していくことになります。氏の起用については「『バイオハザード』のチームと相談しながら決めたが、中田さん以外には考えられなかった。問題があるとすれば、中田さんに断られたらどうしようということだけだった」と新妻氏。
これを聞いた中田氏は「『バイオ』シリーズは字幕を見て、自分で声をあてながら遊んでいたくらいなので、ぜひ!と返事した」とのこと。
しかし中田氏は「プレッシャーがあった」ともいいます。ストーリーモノとは違い、大部分がアクションの演技。ふだんとは勝手が違うとのこと。「派手かなと思うくらい激しいブレスを使った」といいます。
こうしたやりとりを聞いていた田中さんは、「『バイオ』シリーズも全部やっているので、ウェスカーの登場を知ったときは身震いした!」と興奮気味に語るとともに、『バイオハザード5』でのウェスカー戦に苦しめられた思い出を披露しました。
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また、新キャラ2人目としてスパイダーマンの参戦が明らかにされると、中田氏は「このゲームの背景グラフィックには、スパイダーマンがぴったりだ」と激賞。勝利したスパイダーマンが敵と一緒に写真を撮る場面が流れると、場内から歓声があがっていました。
『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』ではオンライン対戦が充実するということで、田中さんは「モリガンもいいが、中田さんのウェスカーでプレイしたい。皆さん、ぜひゲームのなかで会いましょう!」と呼びかけました。
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その中田氏は「田中さんはエッジが効いていて、本人もセクシー。モリガンにはぴったり」と評価し、「今度こういうイベントがあれば、私はウェスカーと同じ金髪姿で、田中さんにはモリガンのコスプレをしてもらって出たいと思う」と語りました。
本作の発売は2011年春の予定。翌19日のイベントでは新キャラの発表はなかったものの、「現段階ですでに総勢22体。まだまだ出てくるので順次発表する」とのことです。
プレイ動画も届きました。あわせてご覧ください。