本作はただレースを走るゲームではなく、プレイヤーがひとりのF1ドライバーとなってプロレーサーの生活を疑似体験できるのが特徴。ゲーム序盤は弱小チーム所属のドライバーと始まるが、キャリアを積むことでマクラーレンやフェラーリなどといった競合チームのファーストドライバーに成り上がれる。 会場で実際にプレイした片山氏は、「遊ぶ前はいまごろF1のゲームかという気持ちはあったけど、プレイしてみたらおもしろい! 僕は弱小チームから実績をコツコツ積み重ねていくのが好き。ひとりでこもってチャンピオンを狙いたい」と熱く語った。
このゲームが ユニークなのは、よくF1中継で見かけるプレスインタビューのシーンも再現されているところ。インタビュアーから質問された場合、プレイヤーは用意された複数の選択肢から答えることになる。この受け答えによって、チーム内でのパワーバランスやライバルとの関係性が変化していく。
これまで多くのF1ドライバーに取材活動を行なってきた川井氏は、「パドックでのインタビューはドライバーの性格がわかっておもしろい」と実体験を語る。変わり者のドライバーとして挙げたのは、ウェバー選手とクビサ選手。「オーストラリアンジョークなのかもしれないけど、ウェバーのギャグは笑いのツボがかなり難しい。でも、本当はTVで見るのと違ってとてもいいヤツ。あと、クビサもわけのわからないジョークが多い」と、F1ジャーナリストならでは苦労話を披露。
『F1 2010』でのインタビューシーンでも、マジメな解答だけでなくふざけた受け答えもできるので、ウェバーやクビサになりきって、各国の記者やチームスタッフを翻弄するプレイもできるかもしれない。
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『F1 2010』発表…F1ドライバーを疑似体験できる
《佐藤隆博@レスポンス》編集部おすすめの記事
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