■これから熱いプラットフォームは?
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まずは直球勝負な「これから熱いプラットフォームは?」という質問。このストレート過ぎて回答し辛い質問への答えは・・・?
"全方位外交"を志向するのは、「プラットフォームに依存するようなアプローチは考えていない」(KLab天羽氏)、「スマートフォンなど新しいサービスに積極的に展開するところ」(サムザップ辻岡社長)、「スマートフォンへの取り組みで決まる」(ケイブ浅見氏)という回答。
正直な回答はCyberXの小柳津社長から。「モバゲー ※戦争 mixi ※意外に熱い Ameba ※自社だから」。自社だからと謙遜されていますが、Ameba熱いようです(外部に公開されていませんが)。
■来年は海外展開
SAP各社は次は海外展開へと目を向けているようです。ディー・エヌ・エーやグリーも世界進出を掲げ、SAPも共に、ということになりそうです。各社の世界展開についてのスタンスは次の通り。
"まずは国内ナンバーワン"を強調したのはCyberXの小柳津社長。「事業ジャンルとして国境の壁が無いジャンルなので海外展開は必然的。ただし、現在は国内でナンバーワンを取ることを最初の目標としていて、社内でも余り言わないようにしている」とのコメント。
「スマートフォンアプリを最低3本以上リリースする」と具体的に数字を上げたのはポケラボの佐々木社長。
具体的な取り組みが出てきたのは、ケイブの浅見氏。「facebookにも準備を進めていて、現地に外国人部隊を作って、単に出すだけでなく、集客やマーケティング、課金を含めて立ち上がるように取り組んでいる」というコメントでした。
まずは国内でナンバーワンになると各社からコメントがあったのが印象的でした。また、スマートフォンには各社大きな可能性を感じているようでした。
■では中国市場は
海外の中でも成長が期待される中国市場はどうでしょうか? 残念ながら、まずは英語圏、という意見が多いようです。
その"まずは英語圏"という意見は、ポケラボ佐々木氏「中国の企業と何社かとお話をしながら連携を模索している。ただ海外は先に英語圏」、またサムザップ辻岡社長も「12月に中国のエンジニアを採用しています。中国市場も視野には入れていますが、海外はまずは英語圏ですね」とのコメント。
具体的なコメントはCyberXの小柳津社長から。「春に上海と中国に行って、プラットフォームホルダーを含めて10社くらいと話をしました。中国はスマートフォンと思いきや日本で普及したような携帯電話が普及する兆しもあり、1年以内には何かするつもりです」ということでした。
■ゲームの題材はどこで見つける?
ソーシャルゲーム市場の競争が過熱している今、どのようなテーマのゲームを作るかは大きな課題になっています。各社はどのようにしてゲームのテーマを探し出すのでしょうか?
意見は幾つかに分かれました。まずは"タイミングが良かったので・・・"というタイプ。「オープン化の当初だったのでどんな題材にも手を付けられる状態だった」というケイブの浅見氏。『しろつく』は海外のブラウザゲームを観察しながら、モバイルに面白さを落とし込んだそうです。
続いてマーケティングは余りしないという派。「テーマについてマーケティング的な事はしません。土管屋の親父がカメを倒すゲーム(マリオを指して)でも楽しいんです。どちらかというとゲームとしての面白さを追求しています」(ポケラボ佐々木社長)。また、CyberXの小柳津社長は「最初はプロデューサーがやりたいことがスタート。そうでないと200%取り組めないし、知識も足りなくなる」ただし「競合は徹底的に研究してポジション戦略はとる」とのこと。
サムザップの辻岡社長は「『コーデマニア』は企画者が女性で、女性向けにヒットするものは何かを突き詰めて着せ替えというテーマに辿り着いた」と話していました。とはいえ、ゲームの出来には細部までこだわったということで、やはり最後はゲーム内容に依るようです。