米Ubisoftは『Michael Jackson: The Experience』海外版の初回限定ボックスに、マイケル・ジャクソンさんのレプリカ手袋を同梱すると発表しました。
スパンコール付きの手袋を再現したもので、ダンスの際に手袋をするスタイルが再現できるようになります。
このレプリカ手袋には、アニメ系ゲームの新たな展開の可能性が秘められているのではないでしょうか。近年、アニメグッズはアパレル方面にも展開しています。メーカー公認のコスプレ衣装やキャラクターをモチーフとした服は比較的高い年齢層にもアピールする新しい商品となっています。
これをアニメ系ゲームに取り込むというのはどうでしょうか。モーションコントロールによるなりきりを導入、キャラクターが身につけている特徴的な衣服を特典として付けるのです。
たとえば「北斗の拳」のケンシロウのリストバンド、「鋼の錬金術師」のロイ・マスタングの手袋や、「機動武闘伝Gガンダム」のドモン・カッシュの紋章手袋はどうでしょう。リストバンドを着けて拳を振るえば北斗百烈拳となり、指を鳴らすとゲーム内で炎が燃え上がり、紋章をかざすとすさまじい力が発動するのです。
「ONE PIECE」ならルフィの麦わら帽子、「仮面ライダーOOO」のメダル、「ハートキャッチプリキュア!」のフラワータクトなど、キャラクターが身に着けるものなら男性向け・女性向けを問わずあらゆる品物がゲームの特典となり得ます。大人向けのゲームであれば、主人公が好きなカクテルなどもありでしょう。
これら「なりきり特典」が面白いのはゲームバランスに影響を与えずに高い満足を実現するという点です。最近は中古対策としてDLC(ダウンロードコンテンツ)のコードが特典になることが多いのですが、特典としての満足度を追求するとなるとゲーム内で高い性能を与えざるを得ず、結果的にゲームバランスに不平等が発生してしまいます。これはコアゲーマー層から特典が問題視される理由の一つともなっています。
しかし「なりきり特典」であれば、ゲームバランスには関係しませんし、コアなファンほど満足できます。つまり、なりきりとしての満足に追加投資を行うか否かが選べるのです。
喜んでお金を払ってもらうWIN-WINの関係、これをいかに築くかは大きなテーマの一つ。特にアニメ系ゲームやキャラクターゲームはこの関係が不可欠といっても過言ではありません。
なりきりにお金を使ってもらい、客単価をアップさせつつ満足度も上げるというのはモーションコントロール時代の有望な選択肢なのではないでしょうか。
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