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RovioのPeter Vesterbacka氏 |
Vesterbacka氏は『Angry Birds』の話に入る前に、同社がそれまでに51タイトルのゲームを携帯電話向けにリリースしてきたことを振り返り、「我々は52本目で大ヒットを掴むことができた。諦めないでチャレンジすることが大事だ」と語りました。また、App Storeで実現された「誰でもゲームを提供し」「人々が評価を決める」マーケットを非常に歓迎しているとし、競争が激しいApp Storeで成功することができれば世界のどこでも成功を収められると言いました。
様々なバージョンが提供されている『Angry Birds』については、「ゲームをサービスのように考えていて(Games-as-a-service)、定期的なアップデートや新ステージの追加が成功の秘訣ではないか」と述べました。聖パトリックの祝日(3月17日)にもアップデートは実施予定。さらに3月22日には20世紀フォックスの映画「Rio」とタイアップした『Angry Birds Rio』をリリースします。
かなりの収益を上げていると予測される本作ですが、Vesterbacka氏は約40%のユーザーが「Mighty Eagle」と呼ばれるアドオン(ステージのスキップを可能にする)を105円で購入していることを明らかにしています。
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ぬいぐるみなどのグッズ | 様々な分野に広がる |
Vesterbacka氏は「ゲームはエンターテイメントの一つ」という考え方で、『Angry Birds』をゲーム以外の分野にもどんどん進出していきたい考え。既に発売されているぬいぐるみは200万個以上が売れたそうです。アニメ版も製作中です。ゲームもプレイステーション3、PSP、3DSといった家庭用ゲーム機にも広げてリリース予定です。
会社自体も拡大中で、2010年に10人だったのが現在は50人まで増え、30人を募集中だとのこと。1つのフランチャイズでどこまで成長できるのか。スマートフォン時代の成功モデルとしてRovioには注目です。