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1994年11月26日に『スーパードンキーコング』が発売されてから16年、ドンキーコングとディディーコングのコンビによる久々の2Dアクションゲームが『ドンキーコング リターンズ』です。音楽もスーパーファミコン版をアレンジした曲も採用されており、新しいのに懐かしいとも感じられます。開発は『メトロイドプライム』シリーズを手掛けているレトロスタジオ。
ゲームは昔ながらの横スクロールタイプのアクション、Wiiリモコン横持ちでファミコンゲームのように簡単操作が可能。ヌンチャクを使ってもプレイできますが、こちらはお好みで。
スーパーファミコン版と異なるのは、ライフが2つあること。これにより1回敵に当たってもミスにはなりません。ディディーがいればライフは4つになります。(2つ失うとディディーがミスに)
ディディーコングは背中にバレルジェットを装備しているので、数秒だけ浮くことが出来ます。これにより足場が狭い所で調整がコントロールできるので、ドンキー単身の時に比べて難易度がガラリと変わります。
一定数以上ミスすると『New スーパーマリオブラザーズWii』のように「おてほんプレイ」が見られます。白い体毛の「スーパードンキー」が担当、そのままクリアも可能です。
前置きが長くなりましたがゲーム本編について。
『ドンキーコング リターンズ』は、最近の任天堂ゲームの中では難しい方に部類になります。
(『毛糸のカービィ』なんてミスが存在しませんでしたし)
初見プレイでのクリアはかなり難しいので、何度も繰り返しプレイしてクリアしていく印象です。1UPするライフバルーンは、ゲーム中に手に入るバナナコインを使って容易に購入できるので、残機数は簡単に増やせます。
(とはいえ、ビックリするくらいあっという間になくなっていきます。私が下手だからかもしれませんが)
全てのコースではありませんが、コースは一度進んだら足場が崩れたり、タルたいほうで後ろに戻れないことが多いです。強制的に先へ行かせることでスピーディーにゲームが進む反面、ドンキーの残機がどんどんなくなる原因はこれです。タルたいほうのタイミングを外しただけでミスになるのは『スーパードンキーコング』シリーズの伝統ですね。
諦めずに頑張ればいつか(きっと)クリアできる絶妙なバランスが素晴らしい。
コース中にはシリーズおなじみのKONGパネルと、さらにパズルのピースが5~9個隠されています。集めるとおまけモードで設定資料やイメージイラストなどが閲覧可能になります。全部集めて100%を目指すのが本作の大きな目標です。エンディングを迎える為には全部集める必要はありません。
そして100%を達成しただけでゲームは終わらず、シリーズ最多の200%まで達成率があります。ネタバレになるのでここでは語りませんが、アクションゲームにあんなモードを用意するなんて誰が考えんでしょうか。お腹いっぱいにドンキーが楽しめます。
また、やり込み要素の1つとしてタイムアタックモードがあります。クリアタイムに応じて「金」「銀」「銅」のメダルがもらえます。
アクションゲームとして難易度の高い『ドンキーコング リターンズ』ですが、2人で協力プレイも対応しています。1人で遊ぶのが基本ですが、友達と協力してクリア目指すのも本作の楽しみ方の1つだと思います。
現在Wiiは新作ソフトが全く発売されていない状態が続いています。まだ遊んだことのない方は、この機会にぜひ遊んでみてほしいですね。