売上高では僅かな伸びとなりましたが、利益率の高いソーシャルゲームが急伸したことにより利益を大きく押し上げました。主力であるゲーム等のデジタルエンタテインメント事業の利益率は前年同期の9.4%から23.2%になっています。
GREEやMobageで提供するソーシャルゲームの会員数は800万人を超え、中でも昨年9月からGREEで提供しているは『ドラゴンコレクション』は37週連続総合1位を獲得するなど、300万人を超えるユーザーを獲得しています。また、Mobageでは『戦国コレクション』を展開。150万人を突破しています。現在約10タイトルを展開し、第2四半期中に更に3タイトル程度を提供開始する予定。
デジタルエンタテインメント事業の売上では、コンシューマーゲーム(家庭用)が77億円に対してソーシャルゲームが78億円と初めて逆転。大手ゲームメーカーでもソーシャルゲームが大きな収益源として成長していることを伺わせます。その他、アミューズメント関連が47億円、カードゲームが61億円となっています。
今後の展開としては、ソーシャルゲームのラインナップ拡充に力を注ぐほか、Wii UやPS Vitaなどの家庭用ゲーム機の新たなプラットフォームへの対応、更なるグローバル展開の推進などを掲げています。通期の業績予想は売上高2580億円、営業利益260億円を据え置いています。