『スーパーマリオ3Dランド』の世界は3Dです。ステージによっては360゜の世界が展開されます。しかしカメラは常に固定されています(正確には左右10゜ずつ程度動かせる)。ですから、マリオが進める方向は固定されたカメラ(プレイヤーの視点)から見て、0゜の方向、90゜の方向、180゜の方向、270゜の方向の4方向ということになります。
3D世界は人によっては空間認識が難しく、操作も難しくなる傾向があります。2Dのマリオは数百万本売れるのに、3Dのマリオがそうではない理由の一端がそこにあると考えられます。任天堂はキャラクターの背後を付いて動きまわるカメラがその元凶と考えたのでしょうか。『スーパーマリオ64』からの3Dアクションでの常識を自ら打ち破ったわけです。
カメラが固定されることで空間の認識は非常にやりやすくなります。3D立体視ということで、敵やアイテムが"どのくらい奥にあるのか"ということもはっきり見えるようになります。『Newスーパーマリオブラザーズ』などの2Dマリオと比べると、操作方向が一軸(奥行き)増えるため、どうしても多少の慣れは必要ですが、既存の3Dアクションと比べると遙かに小さな負担でしょう。
用意されていたステージは、360゜に広がるキノコ王国風のいつものマリオステージ、初代マリオの1-2的な地下ステージ、空中のめくれるパネルの上を進んでいくステージ、マリオ3的なコクッパの飛空艇のステージの4種類。バラエティに富み、どれも安心の出来。なんだかマリオ新作というだけでニヤニヤしちゃいますね。面白くなるのは間違いないでしょう。
『スーパーマリオ3Dランド』は11月発売予定です。
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