『ファイナルファンタジーXIV』は、2010年12月より新体制へと移行、無料期間の延長を行っていました。今回の公開された内容は、運営と並行して行われる新生クライアント開発による大改革”新生ファイナルファンタジーXIV”までの再生計画案となっています。
まず運営チームは、本作をより理想形へと近付けるために「サーバー群の再設計と再構築」、「ユーザーインターフェースの根本的な作り直し」、「フィールド全域の仕様変更とデザイン変更」、「プレイヤーコミュニティシステムの大幅な拡充」が必要だと判断。
この再生案の実現に向け、運営とアップデート、開発を同時に進めるにあたり、プロジェクトマネージメントの観点から、2011年下旬~12月上旬をもって課金サービス開始する意向を示しています。
課金サービスが開始されると、パッチのよるアップデートが継続される一方で、新生に至るまでのエオルゼアの歴史的事件を追うストーリーが実装。
エオルゼアにて起こる異変「第七霊災」が迫る、メザヤの預言に記された冒険者の辿る運命、「メテオ計劃」の正体とは何か、”今しかプレイできない物語”が、今後のアップデートで加速します。
エオルゼアの世界がどのように新生を迎えるのか、その謎と脅威に冒険社として立ち向かい、その目で確かめましょう。
運営側が語る”新生ファイナルファンタジーXIV”は、従来の『ファイナルファンタジーXIV』のクライアント、サーバーシステムをすべて廃棄する驚くべき大改革となっています。
まず、同じような景色が続いていた現存のマップ構成を一新。フィールドではモンスターやオブジェクトの配置バランスも見直されます。グラフィックスエンジンも新しくなり、プレイステーション3ならびに、プレイステーション3と同等のスペックであるパソコンで、快適にプレイすることが可能になります。また、プレイヤー個々の環境に対する描画のカスタマイズ性も拡充されるようです。
さらに、サーバーも新設計となり、ワールド間のプレイヤーをマッチングさせる「ワールドレス」の対応や、プレイヤー/アイテム/プレイヤーコミュニティの高速検索、通信の効率化などを予定。ユーザーインターフェースの大改編、プレイヤーコミュニティの大幅強化と、ほぼすべてが新たに生まれ変わります。
コミュニティでは、宅配システムやメールシステムといったプレイヤー同士の連絡方法や、PvPコンテンツといった、他のMMORPGでも見られる従来では実装されていなかった、数多くの機能が追加されます。
気になるプレイステーション3版は、2012年10月上旬より新生クライアント配布と同じくしてβ版が配布。2012年11月には、PC版が現行クライアントと新生クライアントの統合して再無料期間に突入、プレイステーション3版のβテストが行われる予定です。
クライアントやサーバー、グラフィックスと、ほぼまるごと作り直す試みに、開発の高い熱意のほどがうかがえ、新生『ファイナルファンタジーXIV』への期待は高まるばかり。今後の詳細な発表にも目が離せません。
PS3版『ファイナルファンタジーXIV』は、発売日・価格共に未定です。
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