『シムシティ』や『ザ シムズ』といった人気シミュレーションシリーズを手がけた事で知られるウィル・ライト氏がVentureBeatのインタビューにて、今現在開発を行なっている新作ゲーム『HiveMind』の構想を語りました。
新作『HiveMind』は“パーソナルゲーミング”というコンセプトを中心に展開していくゲームで、自分の友人の現在位置や所持金といった現実世界の情報を元に、プレイヤーの日常をゲームプレイの形式に組み込むといったシステムになるそうです。
ライト氏が街で偶然見つけた、月に一度の自動車好きの集まりに参加した際、“もしこのイベントの事を知っていたら自分の生活は非常に楽しいものとなるだろう”と感じた事でインスピレーションを受けたという本作。ライト氏は『HiveMind』が彼自身の事を十分に知っていたら(データを持っていたら)、その自動車好きの集まりを知らせてくれただろうと話しています。
「それはあなたの現実をどのように面白くするかに関係しています」と語るライト氏ですが、本作はプレイヤーの個人データを元にそのプレイヤーが楽しめる場所や機会を教えてくれる、どちらかと言えばソーシャルサービス的な内容となっているようです。
個人のデータを集める事で懸念されるプライバシーの問題については、更なる娯楽が保証されるのであれば人々(特に若い世代)は喜んで情報を共有するだろうと伝えています。また『HiveMind』が多くの人のデータを集めれば、日付情報を利用する一種のマッチメイキングサービスも可能であるとも語っています。
ゲームプレイメカニクスなどまだ多くの部分が未決定という事で、一体どのようなゲームになるのか想像もつかない本作ですが、ウィル・ライト氏ならではの壮大な構想が背景にある事は伝わってきますね。
『HiveMind』のリリース時期やプラットフォームは未定。なおライト氏は本作がStupid Fun Clubの他のプロジェクトと相互に作用する事も暗示しており、今後の更なる続報に注目が集まります。
《Game*Spark》
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