というわけで、今回レビューするのはスパイクから配信中のPSPダウンロードソフト『メイド☆ぱらだいす ~目指せ!メイドナンバーワン!~』(以下『メイド☆ぱらだいす』)です。
『メイド☆ぱらだいす』はメイドさんのスケジュールや体調を管理して、潰れかけのメイドカフェを復活させる・・・という内容のゲームです。メイドに必要なスキルとは・・・?そして萌とは何なのか・・・!?このゲームで学んでいこうと思います!
■「妹属性」の結城小春をプレイ
プレイヤーが操作できるメイドさんは3人ですが、ゲーム開始時は結城小春しか選択できません。浅見萌、末広結衣はダウンロードコンテンツです。というわけで結城小春を選択。主人公をお兄ちゃんと呼んでます。なるほど、これが「妹属性」というものですね・・・!
■声優さんが豪華
さすがメイドさんゲーム、声優さんも豪華です。後藤麻衣さんに豊崎愛生さん、そして釘宮恵理さんと、かゆいところに手が届いたラインナップですね。釘宮さんなら「ツンデレキャラ」と、それぞれ得意のキャラクターを演じているので、ファンにはたまりませんね!
■スケジュール管理を怠ると・・・
ゲームはいたってシンプル。1週間の予定の空白部分に「特訓」を埋め込んでスケジュールを組み立てます。特訓はミニゲームになっていて、これをこなしてしていくことで「料理」「表現力」「対応力」「会話」を養っていく、という流れです。元気度が0になると病気になってしまうので、ガンガン予定を入れずたまに休息してあげるのがポイントです。
■ギリギリ感漂う「特訓」
「特訓」のミニゲーム、かな~りギリギリ感漂っています。料理力を養う「ボタン早押し」や、対応力を養う「トランプのスピード勝負」はごくごく普通のミニゲームなのですが、「表現力」「会話」はなかなかキワドい感じです。
まず「表現力」はプレイヤーがカメラマンになってメイドを撮影しベストショットを狙う、というもの。メイドさんのポーズもキワドいですが、「もっといい表情を!」と、つい我を忘れてベストショットを狙ってしまいたくなるところが恐ろしい!
「会話」は早押しクイズなのですが、クイズに失敗したり相手に正解されると自分の上の風船が膨らみ、最終的に爆発する、という仕掛けになっています。
バラエティ番組にありがちな早押しクイズのどこにギリギリ感が?と思われるでしょう。
実はこの風船、中にミルクが入っていて、爆発するとそれをモロにかぶる、という仕掛けになっているのです。どうしてミルクにした・・・!?この白さが、このねばっこさが、なんともギリギリアウトな感じです。
ミルクをかぶったメイドさんを見たいからといって、早押しクイズばかりやっているとメイドさんのパラメーターが偏ってしまうので注意です!
■プレイヤーへのご褒美!?つぼ押しマッサージ
ある程度ゲームを進めるとメイドさんの疲れを一気に解消することができる「ツボ押しマッサージ」が選択できるようになります。
(なぜか)スク水で横たわるメイドさんをタッチしながらツボを探すというものなのですが、ツボ押しが成功するとメイドさんがものすごく気持ちよさそ~にします。こちらもギリギリ感が漂いますね・・・!
プレイ中に一度だけ「特殊ツボ」を発見しました。これを押すとひじょ~に大胆なポーズになってくれます。大胆すぎてどこをタッチしたらいいのか迷ってしまうほどに・・・!
ちなみに、胸をタッチすると平手打ちを食らいます。故意ではないですよ、断じて!!
■3ヶ月の戦いを経て・・・
『メイド☆ぱらだいす』は3ヶ月、12週間でライバル店に売り上げで勝つことが最終目標です。特訓や休み以外の時間は「お仕事」になります。最初はお客さんが少ないですが、人気度が上がるにつれどんどんお客さんも増えてていき、やりがいを感じます。
さて、12週間の総プレイ時間はおよそ5時間。その結果は・・・
僅差で負けてしまいました・・・!う~ん、何が足りなかったのでしょう・・・?
初期の段階でミニゲームのルールがわからず失敗しまくったからか・・・スケジュールが午前・午後に分かれていることに気がつかずスケジュールを組んでしまったからか・・・?(←もはやゲームができる・できない以前の問題)
そう、それはきっとメイドさんへの愛、そして萌への理解度なのでしょう。萌の道は険しいです・・・!もっと勉強して、メイドさんたちを勝利に導いていこうと思います!
『メイド☆ぱらだいす ~目指せ!メイドナンバーワン!~』は、PlayStation Storeにて1,800円(税込)で配信中です。なお、CEROレーティングはD指定(17歳以上対象)となっています。
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■著者紹介
みかめゆきよみ
ゲーム好き、日本史好きの漫画家兼フリーライター。
ゲームはジャンル問わずなんでもござれ。難しければ難しいほど燃えるドMゲーマーです。
歴史・ホラー漫画、歴史コラム、イラストなど雑多に活動しています。
サイト「車輪の真上」
http://zwei.lomo.jp/syarin/