発表内容は伏せられていたこのイベント。司会者がマクシスのシニアバイスプレジデント、Lucy Bradshaw氏を紹介すると緊張感が一気に高まり、「SimCity is Back」との言葉で会場は歓喜に包まれました。
1989年に第一作目が登場した「シムシティ」ですが、前作『4』からは約10年ぶりの登場となります。カリフォルニア州Emeryvilleのマクシスのスタジオで開発が進められている本作は、新開発の「GlassBox Engine」というシミュレーションエンジンを搭載することでシム(住民)一人ひとりの生活までシミュレート。プレスリリースによれば、シムが職に就いたり、あるいは失業したり、家を買ったり、お金持ちになったり、逆に貧乏になったりというような事までシミュレーションされるとのこと。また、グラフィックも一新され、始めて完全3Dの街並みを構築できるようになりました。
さらに始めてマルチプレイヤーを取り入れ、一つの「シムシティワールド」を構成するような形で、友達の街作りと相互に作用を受けながら遊べるようにもなりました。マルチプレイヤーでは、世界的な課題――温暖化や資源開発など――を共有しながら遊ぶこともできるそうです。
一方でBradshaw氏は「パワーアップしたことは複雑になるということを意味するわけではない」とコメント。シミュレーションとして深みを増す一方で、ゲームとしては誰でも分かりやすく遊べるものになるとしました。デビュートレイラーが公開されています、ぜひチェックして最新作の雰囲気を味わってみてください。