このイベントは同社の人気格闘ゲーム『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II』を使用し、全国のゲームセンターの地区予選を勝ち抜いたチームがその腕を競いあうというもの。海外からの参加チームを含む64チームが白熱した試合を展開し、まさしく「世界最強」を決定する大会となりました。優勝したチームには『BLAZBLUE』世界最強の称号と、なんと賞金100万円が進呈されます。
対戦形式には3人1組のチーム戦である3on3を採用。バランスを考えたキャラクター選択や相手チームに勝つために誰を先鋒に出すかなど、個人のプレイヤースキルのみではなく、戦略性も必要なものとなっています。
ファンからは「森P」の愛称でおなじみの『BLAZBLUE』プロデューサー森利道さんは、「3,500人、1,160チームの中から勝ち上がってきた64チームによる決勝トーナメントが本日、ここディファ有明で行われます。つまりここで『BLAZBLUE』の世界最強チームが決定するという事です。『BLAZBLUE』という作品を作ってきて、こういった大きな公式大会をやって頂けるところまでこれたのは、支えてくれたスタッフであったり『BLAZBLUE』に関わってきた全ての方々のおかげであると思っています。プレイヤーの皆さん、絆の力と蒼の力を存分に発揮して、ぶるれぼを盛り上げて行きましょう!」と開会宣言。
途中、森プロデューサーは緊張のあまり何度か噛むシーンもありましたが、ファンの「頑張ってー!」という温かい声援と拍手に支えられ無事開会宣言を終えました。
今回、対戦の実況を担当したのは、GODSGARDENの神園さん。半袖・短パン・サンダルと言う常夏のような格好で雄叫びを上げながら登場、「会場が熱くなると思ったのでこの格好です。最後までツユダクでいきます!」と宣言をしました。
解説担当は「パチさん」の愛称でおなじみの『BLAZBLUE』プランナー関根一利さん。「1月から始まった予選からはや2ヶ月、この瞬間をどれだけ待ち望んだか。昨日は緊張して、寝ても目が覚めて、という感じでした。ここにいる皆さんはお客さんでもありますが、参加者でもあります。Twitterでの情報拡散など、皆さんのご協力があったからこそ、この盛り上がりが作れたと思っているので、一緒に盛り上げていきましょう!」と、ぶるれぼに対する熱い想いを語ってくれました。
また、同イベントのスペシャルステージにてアークシステムワークスの新作タイトル『XBLAZE(仮)』が発表されました。本作は同社の「アドベンチャーProject」の第一弾であり、発売は2012年の冬を予定しています。
森プロデューサーによると、「この『XBLAZE(仮)』だけでなく、別にもアドベンチャーゲームを出していきますので、皆さんよろしくお願いします。」
との事。『BLAZBULE』次回作に関しては、「近々、ぶるふぇすみたいなイベントをやりたいと思っているので、そちらの方で何か面白いものがみれるかも、とは言っておきます。」と発言し、今後の展開にも期待できそうです。
更に『BLAZBLUE CONTINUUM SHIF EXTEND』の主題歌を担当する飛蘭さんのスペシャルライブが行われました。飛蘭さんは、「今日は皆さんを応援しにやってきました!楽屋で見ていたのですが、凄い盛り上がりでしたね」と、大会の熱気に興奮気味。飛蘭さんも「蒼穹の光」と「Dead END」を披露し、会場の盛り上がりを後押ししていました。
数々の勝負を戦い抜き、決勝戦に駒を進めたのは東京エリアの「サウスタウン」と関東エリアの「画竜点睛」。決勝戦を前に実況のかみちゃんは、「まさか、優勝候補と言われたチームが残るとは思いませんでした。大会では、勝つだろうと思われるチームが負けるパターンが多いのですが」とコメント。
解説のパチさんは「大会の魔物はつきものです。それを倒すためにやり込みを続けるのは大会を目指すための心構えなのですが、ここまで2強と言われるチームが勝ち上がってくるのは、大方の予想を裏切る展開だったと思います」と、両チームを健闘をたたえていました。
決勝戦の前に両チームの代表がそれぞれの胸のうちを明かしました。
サウスタウンのそうじ選手は「今まで『BLAZBLUE』で大きな大会に出てきて、壇上に上がるのは初めて。ここまでくるのに3年かかりました。考える事は優勝しかないです」とコメント。画竜点睛のR-1選手は「チームメイトのテツも石田も僕も大きな大会に出場した事があり、準優勝の経験はあります。いい加減優勝したいです。応援よろしくお願いします」と優勝への想いを語りました。
激戦の末に勝利を掴んだのは東京エリアの「サウスタウン」。ヒマ選手のヴァルケンハインが最後にディストーションドライブで勝利を決め、優勝の栄光を勝ち取りました。
大会後の表彰式で、森プロデューサーは、「本当に熱かったですね、キャーキャー言いながら見ていました。本命が勝つって珍しいのですが、やりこみは裏切らないと言う言葉が胸に染みる戦いでした。是非、もう一度やりたいと思いますので皆さんよろしくお願いします!」と次回への意気込みを語り、ぶるれぼの企画を担当したパチさんは、「どうすれば皆が喜んでくれる大会が開けるかと考えて今まで一生懸命やってきて、それが今、なんとか実を結んだのではないかと思います。これで『BLAZBLUE』は終わりではないので、これからも期待して下さい!」と次回開催を予告しました。
表彰式後、優勝チームのサウスタウンからコメントを頂きました。
―――ぶるれぼ初代優勝チームとして、『BLAZBLUE』の歴史に名を刻んだ訳ですが、今の率直な気持をお聞かせ下さい。
南選手:まだ実感がないですね。ずっとドキドキしながら立っていました。これから友達に色々言われて実感していくと思います。凄い楽しかったです。
そうじ選手:仲間で大きな大会に出続けて、壇上に上がる前にはいつも負けていました。今回はそれを防ぎ、そこで喜んで頭が真っ白になっていましたが、優勝できて嬉しいです。
ヒマ選手:勝った時に泣いてしまいました。家に帰ったらもっと泣くと思います。僕もまだ実感が湧いていないのですが、実感したら多分一日中泣いているんじゃないですかね(笑)
―――第2回のぶるれぼを実施する際、打倒サウスタウンというプレイヤーが出てくるかと思いますが、全国のライバルに向けて一言お願いします。
南選手:現在『P4U』が稼働しており、まともに『BLAZBLUE』が出来ない状態が気がかりです。ゲームが出来ない事には、自分も周りのプレイヤーも盛り上がらないので。もう一回優勝したいので、足元すくわれないよう頑張りたいですね。
そうじ選手:南さんがいい事言い過ぎたので言う事がないですね(笑)ゲームセンターが『P4U』一色も寂しいので、もっと皆に『BLAZBLUE』もプレイして欲しいですね。次回ぶるれぼももちろん優勝したいです。
ヒマ選手:ゲームセンターって凄い楽しい場所なので、皆にもっと来て欲しいですね。今までは挑戦者の立場でずっとプレイしていたのですが、今後は迎え撃つ立場になり、そういうに負けないように努力したいです。僕は僕のやる事をやるだけです。それだけです。
サウスタウンの皆さん、おめでとうございました!
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