そんなわけで、ニンテンドウ64(以下N64)本体を引っ張り出し、11年前に発売された『どうぶつの森』を久しぶりに遊んでみましょう!
■久しぶりの起動
N64本体はダンボール箱の上に設置。もちろん(?)『どうぶつの森』のインスパイアです。いざ、スイッチオン!Nキューブに「ディスクを入れてください」の文字が・・・。おっと、失敗!
(代わりに何が起動したかは割愛)
N64カセットをうまく読み込めなかったようです。何せ、年代物ですから。端子を綿棒で拭いてキレイにし、いざ。Nキューブと「ニンテンドウ!」の声(どうぶつ語)。出ました、『どうぶつの森』!
リセットさんは登場しませんでした、ちょっとホッ。花は枯れないのでところどころに咲いていましたが、当然ながら雑草だらけ。それどころか荷物だらけ。部屋にはもちろん、アレが発生。
それにしても、砂漠の床と壁にファミコンを並べて、レゲエを掛ける。当時の私は何がしたかったんでしょう。まったく理解できません。家を管理してくれている、るすばんハニワくんのメッセージを確認すると、音符マークが散りばめられているだけでした。音符マークの部分はランダムで音階が変わるので、まるで曲のように・・・なってませんよ!ポカーン。
雑草などは想定の範囲内でしたが、残された“当時の行動”が一番の衝撃でした。これぞ、コミュニケーションソフトである『どうぶつの森』の醍醐味・・・。
■108か月ぶりの再会
村のどうぶつたちと会話してみると、どうやら「108か月ぶり」だそうです。9年ぶり!同年12月に発売された続編『どうぶつの森+』のプレイ中にも、この初代を起動したことがあったんですね。
「やぁ、おいらガブリエル。よろしくな!
・・・・・・・!!」
初対面ではないことに、何とか気がついてくれたガブリエル。彼とは120か月ぶりでした。
「503週間前かあ・・・
アンタと最後に話した日に決まってるでしょ!」
激怒するヒャクパーちゃん。週間で数えるヒャクパーちゃん。
「で、なんのよう?」
激怒していたわりには、意外とアッサリ通常営業に戻りました。
「しばらく見ねえうちに、少し背が伸びたんじゃねぇか?
がっはっはっは、108か月くらいじゃそんなにかわらねぇか!」
9年という歳月を物ともしないシベリアさん。とはいえ当時の小学生が成人になっていてもおかしくはないのだから、背くらい十分に伸びるでしょう。まあ、実際の私はまったく変わっておりませんが。
なお、住人たちのお手伝いを引き受けてみると、「ビデオ」「GB」などの時代を感じる単語が登場。確か「ポケピカ(ポケットピカチュウ)」もあったはず。こういったネタにもニヤリです。
■初代の特徴
村の北には線路が走り、駅があり、おサルの駅員さんがいます。「月・木」というカンバンが立ったゴミ捨て場があります。そして、イベントのあるおやしろ広場。4月20日には運動会が開かれる予定です。
う~ん、これぞ初代『どうぶつの森』。ノスタルジック!
なお、「ファミコン」の家具(種類によって『クルクルランド』や『ゴルフ』など)は、実際に遊ぶことができました。現在のバーチャルコンソールの先駆けですよね。
シリーズ発売から11年。大きくは変わっていないようでも、やっぱり懐かしいのが初代『どうぶつの森』です。しかし、変わらないなあ・・・と感じるのはたぬきち。相変わらずだも。3DSの新作『とびだせ どうぶつの森』でも、彼は売れ残りの家を押しつけ、アルバイトを強要するのか?まさか。今度はたぬきちも変わりそうな予感!?
新作に思いを馳せつつ、初代『どうぶつの森』の1日を楽しんだのでした。
■Nらの伝説 by N子
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Nなハードを(中心に)、絵も交えながらより深く遊ぶ、伝える。さすらいの勇者も求むかも!?な連載。