『電脳戦機バーチャロン フォース』は、2001年にアーケードで稼働を開始した『電脳戦機バーチャロン』シリーズの第三作目のロボットアクションゲームで、2010年12月にXbox360に移植され発売されました。アーケードからの移植とはいえ、Xbox360版ではじめて触れたユーザーも数多く、熱い戦いが今なおXbox LIVEを通じて繰り広げられています。
今回のプラチナ版発売をきっかけとして初めて興味をもった方も多いと思いますので、Xbox360からプレイしはじめた初心者の目線から、あらためてこのタイトルを紹介していきたいと思います。
■初心者でも安心!トレーニングモードで機体の動かし方を学ぶ
はじめてゲームを立ち上げたばかりの人は、歩く動作だけでも思うようにいかないことに気づくと思います。ハッター軍曹が教官を務める「チュートリアル」では、歩き方やダッシュ方法などの基本行動から、実戦で有効な応用テクニックまでを懇切丁寧に教えてくれます。まずはこれらを一通り練習しておいた方が、実際にゲームをはじめてから楽しくプレイできると思います。
また、トレーニングモードの「プラクティス」では、敵の移動や射撃の有無から、ダメージを受けるかどうかの選択等、様々なオプションを設定することにより苦手な動作を繰り返し練習することができます。
■まずはシングルプレイを
本作はシングルプレイでも充分に楽しめる要素があるため、いきなりオン対戦に参加するよりも、まずはCPU相手に遊んで経験を積んでみるのもいいかもしれません。シングルプレイが可能なモードは、「アーケード」と「ミッション」の二種類です。
「アーケード」は、多数のステージをクリアし、最終的にはヤガランデやアジム&ゲラン撃破を目指すモードで、「ミッション」では与えられた様々な条件下でのミッションを一つずつこなしていきます。いずれも僚機はAIが務めてくれ、さらに「ミッション」をクリアすることによりそのAI自身を育てることも可能です。また、「ミッション」は機体の支給も行われるので、デフォルト機以外を使ってみたい場合は繰り返しプレイする必要があります。
■ ユーザー同士の対戦「バーサス」
「バーサス」では、このゲームの醍醐味である2on2でのチームプレイ対戦を楽しむことができます。対戦相手は当然ユーザーであるため、CPUとは全く異なる戦略とチームプレイで攻めてきます。自分や僚機が各機体の特徴を活かして戦えるように位置取りなどを考えたりと、シングルプレイでは意識していなかった部分まで注意する必要があり、それゆえに味方と協力して勝てたときの高揚感はクセになりそうです。
なお、「バーサス」には、階級とランキングを上げる楽しみがある「ランクマッチ」と、プレイヤーがホストとなって部屋を作成し、じっくり対戦を楽しむ「プレイヤーマッチ」がありますが、まずは「プレイヤーマッチ」にて、自分に適した部屋で対戦に慣れることをおすすめします。
■総評
対戦アクションゲームが大好きな人はもちろん、興味はあるけどオンラインでの対戦はちょっと・・・というような方でも充実したシングルプレイモードでカジュアルに楽しめ、また、格ゲーほどシビアな入力を必要としないので、反射神経に自身がない人でも親しみやすいゲームだと思います。ロボット物というジャンルにもかかわらず意外と女性プレイヤーも多いため、女性の方にもおすすめです。
僚機AIを自分好みに鍛えてCPU戦を楽しんだり、対戦で仲間と一緒に最強を目指したりと、多彩な楽しみが盛りだくさんの『電脳戦機バーチャロン フォース』を、プラチナ版発売をきっかけに遊んでみてはいかがでしょうか?
なお、プラチナ版に加え、ディスクレスで起動できるゲームオンデマンド版も5月1日にリリースされる予定です。
『電脳戦機バーチャロン フォース Xbox360 プラチナコレクション』は、好評発売中で価格は2,940円(税込)です。ゲーム オン デマンド版は5月1日配信開始で価格は2,600円(税込)です。
(C)SEGA
(C)SEGA CHARACTERS (C)AUTOMUSS CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME
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