『ロスト プラネット 3』の舞台はシリーズでおなじみの惑星「EDN-3rd」。時間軸はシリーズで最も古く、極寒の地での冒険となります。ジャングルが広がる極彩色豊かな『2』とは異なり、どこまでいってもモノトーンで、気が滅入るような厳しい世界です。
主人公は妻子を地球に残して出稼ぎにやってきた中年男性のジム・ベイトン。惑星の植民地化をすすめるNeo-Venus Construction(NEVEC)から仕事を受けたジムは、ユーティリティー・リグ(リグ)と呼ばれる大型マシンに乗り込み、原生生物エイクリッド(AK)と戦いながら、サーマルエナジー(T-ENG)を採取して回ることになります。ストーリーモードは彼の人生を追いかけていく、かなり長期間のストーリーとなるようです。
デモは基地の中からスタートし、ハンガーを回りながら基本的な移動操作を習得。リグに乗り込んで基地の扉を開けると、一面の銀世界を進んでいきます。過去のシリーズと大きく異なるのが、このリグ登場シーン。生身の状態は三人称視点だったものが、ここでは一人称のコックピット視点となります。
ちなみにリグは過去シリーズのバイタルスーツより一回り巨大で無骨。ガションガションと動き回る様は、踏まれたら実に痛そう。右手にドリル、左手に巨大なアームを備えたリグは、実にもって土木作業メカという印象ですね。
ところが、いきなり猛吹雪に襲われ、機体が凍り付いて動かなくなってしまいました(おいおい!)。仕方がないのでリグから降りると、待ってましたとAKの群れに襲われます。まずはナイフ(本作ではナイフ攻撃も狙いを定める必要があり、アクション性が問われます)、次いで銃で撃退。リグに張り付いた氷を銃撃ではがすと再起動させられました。
その後、再びAKに襲われましたが、今度はリグで捕まえ、右アームのドリルでぐちゃっとつぶすことができました。はっはっは、ざまあみろAKどもめ。弱い敵には徹底的に強い筆者です。
その後レーダーに従って進んでいくと洞窟があり、リグでは先に進めない地点に到達。再びリグから降りて歩いていき、T-ENGを回収します。
すると固い甲羅にくるまれた、巨大なカニのようなAKが登場。画面いっぱいに立ちふさがる様は、まるでウルトラ怪獣です。関節部分など、オレンジに発光している部位が弱点なのですが、動き回る敵に狙いが定まらず、なかなか倒せません。あれよあれよという間に、踏みつぶされてジ・エンド。順番待ちの視線に耐えきれず、コンティニューを諦めて退場となりました。
ゲームの世界はいくらグラフィックがリアルになっても、現実世界と違ってできることが極端に制限されますよね。それだけに瞬時に相手の動きを見極めて、ゲーム内で適切な行動を取る必要があるわけで。後ろから人のプレイを見ていると、みんなキビキビと動き回って、有効打をたたき込んでいました。いやー、きびしーっ!
■生身でのシューティングとリグでの肉弾戦のコンビネーション
その後、時間が来たのでクロースドデモに移動。世界観やストーリー紹介が中心だったプレイアブルデモと異なり、こちらでは戦闘シーンを中心にデモが進行。前任者が立てたデータポストのチェックのために、洞窟の中を進んでいきます。
本作の大きなコンセプトの一つがアクション性の充実です。ジムは背中にショットガンやライフルなど、長物の銃器二丁と拳銃を装備。さまざまなグレネードも投擲しながら、立ちふさがるAKを排除していきます。段差をアンカーで乗り越えるなど、基本アクションはシリーズを踏襲しています。他にマルチプレイ限定の新アクションもあるようです。
デモで多用されたのは初期装備で、父の形見のハンティングライフル。家族の名前も刻まれた重要アイテムです。蜘型AKのセパイアを、ばっこんばっこん撃ちまくり、先に進んでいきました。雪に覆われた洞窟の壁面でセパイアの巣を発見。放っておくと永遠にセパイアが搭乗するので、こちらも銃弾を撃ち込んで排除していきます。
なお『1』では生身で移動中、防寒着のT-ENGが徐々に低下していく仕様が組み込まれていました。そのため常に残熱量を気にしながら、先を急ぐ必要がありましたが、本作では思い切ってこれを排除。一方、リアルタイムで天候が変化する仕様が追加されました。往路は晴れていても、復路は嵐や吹雪になったりと、同じ場所でも違った性格のステージになるそうです。
また新情報として公開されたのが、ゲームを進めていくとT-ENGが大量に蓄積されている地図が入手できること。さらに、T-ENG鉱脈でデータポストを設置すると、徐々に吸い上げることができ、効果的に回収可能になるそうです。もっともT-ENGを大量に収集したデータポストの周りには、虫が光に吸い寄せられるように、AKが巣を作ってしまいます。まさにリスク&リワードということで、うまい仕組みですね。
もちろんT-ENGを基地に持ち帰ると、武器のレベルアップなどに使える仕様は健在。こんな風に本作では、マップを探索→リグや生身でAKと戦闘→T-ENGを回収→成長→さらに遠方のマップを探索、というゲームの基本サイクルが、ぐっと底上げされている印象を受けました。他に前任者で行方不明になった女性のビデオメッセージも散りばめられており、これらを集めて世界の謎に迫っていくのも、やり込み要素となっています。
ちなみに本作では、生身の状態ではシューティング、リグに搭乗したら肉弾戦を楽しむというコンセプトがあるとのこと。狭い場所では小さいAK、広い場所では大きいAKが出現し、生身の状態のボス敵も、リグに登場したら普通の敵になるそうです。まさに筆者が体験したとおりなんですが、一方でリグ登場時のボス敵って何だという疑問も。かなり巨大AKが出現・・・なんて説明もありましたよ。期待して待ちたいですね!
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