2013年1月17日に発売も決定され、今まで以上に世界展開に力を入れた内容となっています。そんな同作について、カプコンではプレイアブル出展に加えて、メディア向けのクロースドデモを行いました。
背中に背負った長剣と二丁拳銃、ロングコートというトレードマークはそのままに、新たに銀髪から黒茶系の髪となり、より若返った新生ダンテ。天使と悪魔のハーフという設定も加わりました。長剣リベリオンと、二丁拳銃のエボニー&アイボリーを操りながら、悪魔狩りを続けていきます。なお過去のシリーズと同じくシングルプレイ専用で、マルチプレイには対応していません。
主な舞台は現代建築とネオゴシック様式の建造物が混在するリンボ。そこは現実世界と魔界が接する場所でもあります。天使と悪魔のハーフであるダンテは常に悪魔に狙われており、街自体がリンボへと姿を変えて、ダンテに牙をむく・・・。敵キャラクターの攻撃だけでなく、床が抜けて地の底に落下したり、壁に挟まれるなど、ステージ全体が仕掛けに充ちた世界となります。現実感とゲーム的な都合をうまく兼ね備えた設定でしょう。
さっそく悪魔狩りに出発! 試遊台ではチュートリアルステージとボスステージの二つがあり、さっそうとボスステージを選択・・・しましたが、手も足も出せずにフルボッコされました。気を取り直してチュートリアルステージを選択。千里の道も一歩から。魔王を倒すにも、まずスライムからっていいますよね!
『DmC』の特徴は天使と悪魔のハーフという設定を生かして、ダンテが戦闘中にエンジェルモード、デビルモードを使い分けて戦っていくこと。エンジェルモードは機動力重視、デビルモードは攻撃力重視です。さらに武器をワイヤー状にして射出し、エンジェルモードでは対象に急接近、デビルモードでは対象物を引っ張るという、真逆のアクションもフィーチャーしています。リベリオンを縦横無尽にふるいながら、エボニー&アイボリーで弾丸をぶちこむ、シリーズ伝統のスタイリッシュアクションも健在です。
また新システムの「デーモントリガー」を発動させると、ダンテが剣を地面につきたてると共に、周囲の敵が空中に打ち上がりました。これで空中コンボを思う存分、楽しめるという仕組みです。また、この時はダンテが銀髪、赤コートに変わるなど、シリーズファンに懐かしい姿が見られました。思わず「デェェェビィィィィル!」と叫んだりして。
■天使と悪魔のハーフ、そして英国と日本の協業でシリーズが活性化
ただし、ほぼすべてのボタンを駆使して戦う必要があるため、なれないうちは操作が煩雑に感じられることも。ヌルゲーマーの筆者にとって、リベリオンで敵を空中に打ち上げる→ジャンプする→空中で連打、という基本コンボすら一苦労でした。ちょうどチュートリアルステージを一周したところで時間切れとなりましたが、もう少し触って練習してみたかったですね。
さてさて、続いてはメディア向けのクロースドデモ。江城元秀プロデューサーによるプレゼンテーションのもと、メディア初公開となる中盤のシーンが紹介されました。
舞台は会員制のナイトクラブ。お立ち台の上でダンサー達が怪しげに肢体をくねらせ、権力者達が夜な夜な集まるこの場所は、いかにも異世界への扉にふさわしい・・・。実はこのオーナーは悪魔が入れ替わっており、客を洗脳しているという設定でした。そこに自信満々に乗り込んでいくダンテ。制止する黒服を「ひと撫で」して入り込むと、ダンスホールがリンボへと姿を変え、次々に悪魔が襲いかかってきます。
中でも印象的だったのが、70年代的サイケデリックなビジュアルイメージです。悪魔のデザインと相まって、懐かしさと新鮮さが絶妙にブレンドされた印象を受けました。とはいえ、このビジュアルについてはナイトクラブというイメージを強調したもので、他のステージでは別のビジュアルテーマになっているとのこと。
開発スタッフによるデモプレイのため、エンジェルモードとデビルモードの切り替えや、デビルトリガーの発動なども、さすがに手慣れたもの。プレイ中、適合するモードでなければダメージを負わせられない敵や、ダメージを負ってしまう床も見られました。他にゲーム中に搭乗するショップで技の強化などもフィーチャーされています。何度もプレイを重ねながら、自分が格好いいと思えるコンボを追求して欲しいとのことです。
なお国内パブリッシャーによる海外協業には、世界観設定やストーリー、キャラクターデザインなどの上流工程を国内、実際のモノづくりを海外という切り分けが、しばしば見られます。しかし本作では、ほぼすべての開発を海外主導で進めているとのこと。カプコン側はアクションの手触り感であったり、ゲーム中で認識しやすいキャラクターのデザインなど、細かな監修に留めているそうです。
主人公ダンテの表情なども、フォーカステストなどの結果ではなく、ニンジャセオリー側がクールだと思ったデザインを追求していると説明がありました。英国人のセンスと本シリーズのDNAが、どのような化学融合を果たしたのか、発売を期待しましょう。
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