■Wii U版『アサシン クリードIII』
会場は午前中から非常に賑わっており、各タイトルの試遊スペースには長蛇の列が。その中でも一番の行列を作っていたのが、国内では初のプレイアブル出展となるWii U版『アサシン クリードIII』で、筆者が並んだ午前11時頃にはおよそ一時間待ちの大盛況。
今回用意されていた試遊台はWii U/PS3/Xbox360の各プラットフォーム毎に12台ずつとなり、13分間の試遊時間で“ボストン茶会事件”を舞台としたミッションをプレイする事が出来ました。
本ミッションは、アメリカ独立革命の引き金となった実在する事件を基にしたもので、ポール・リビアといった歴史上の偉人と共に、停泊中のイギリス船から紅茶の船荷を海へ投げ捨てる事が目的。暗殺ではなく集団戦にフォーカスを当てたミッションとなり、次々と襲いかかる兵士から住民とメインキャラクターを護衛しつつ、100個の積荷を投棄すればミッション達成。戦闘は従来のシリーズ通り通常攻撃やカウンター、ガード崩しを駆使したスタイルとなり、今回のミッションに限定したものとなるかもしれませんが、過去作に比べて難易度がややマイルドになり、フィニッシュムーブの爽快感が増した印象でした。
Wii U GamePad上にはマップが表示されており、カットシーン時にはテレビと同時にムービーが出力。大きな液晶に映る地図は非常に見やすく、複雑に入り組んだ街中でも迷うこと無くプレイが出来そうです。また、右スティックがボタンの上部にあるため視点の変更に若干の慣れが必要となるかもしれませんが、全体的なレスポンスは良好で経験者なら問題なくプレイ出来るはず。その他、実際に確認する事は出来ませんでしたが、テレビを使わずGamePad単独でプレイする事も勿論出来るとの事。
■『アサシン クリード III レディ リバティ』
TGS 2012では、ジャングルを中心としたチュートリアルパートが出展されていた本作ですが、“UBIDAY”では4台の試遊機が用意され、前回とは違ったニューオリンズのミッションを体験。今回のプレイでは自由に街中を探索する事が可能となり、過去シリーズでお馴染みのヨーロッパとは一味違うアメリカの街並みをチェックする事が出来ました。マップは非常に広大で、壁登りや屋根から屋根へのジャンプは勿論、悪名の手配書やイーグルダイブの出来そうなスポットも多数確認。携帯機ながらしっかりと『アサシン クリード』の核の部分は受け継がれています。
主人公の女性アサシンアヴリーンの協力者ジェラールと協力して、住民達に暴動を扇動させる簡単なものと、音を一切立てずに5人の敵を倒す暗殺の2ミッションをプレイ。また、ジェラールの小屋に入る事で衣装を自由に変更する事が出来、“アサシンの衣装”、“レディの衣装”、“奴隷の服”の3種類が確認出来ました。戦闘時や大ジャンプ等、派手なアクションをした際に若干動作が重くなる事もありましたが、携帯機とは思えない美しいグラフィックや広大なマップは特筆すべき点といえるでしょう。
また、ステージイベントでは、コナーの日本語吹き替えを担当した役浪川大輔氏とアヴリーン役の甲斐田裕子氏が各キャラクターの見所を解説。コナーはクールでストイックながらも20代の若者らしさ、アヴリーンは勝気な見た目とは違った“レディ”としての演技に力が入れられているとの事。この他、両氏によるゲーム映像を使ったアフレコの再現や、コナーの衣装に身を包んだオフィシャルコスプレイヤーダンテ・カーヴァー氏も登場し会場を盛り上げていました。
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