3DS版に無料アプリをダウンロードすれば、Wii U版とセーブデータが共有可能(その移行時間たった10秒!)。外で友だちと3DS版のローカル通信をするもよし、家に招いて自分はWii U版でローカル通信するのもよし。さらにはWii U版で全国のプレイヤーたちとインターネット通信をしてもよしの夢のような環境が待っています。
一足お先にその『モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.』をたっぷりプレイできたので、レビューと見どころを余すことなくお届けしていきます。
■画質と音にまずは注目
本作はフルHD/1080pに対応し、モンスターにおいてはすべてテクスチャーを貼りかえ、メニュー表示や文字にいたるまで鮮明になっています。さらに音に関しては、シリーズ初の試みとなるLinearPCM5.1ch対応で、このためにSEやBGMなどもサウンドミックスが行われました。
プレイをしてみると全体的に色鮮やかにライティングされていて、輪郭がシャープになった印象を受けました。ハンターのふとももに装着された剥ぎ取り用の短刀までカンタンに確認できるほどです。
画質の向上を確認するべく、まずはロアルドロス狩猟のクエストを受注して水没林へ。この場所はどんよりと薄暗く水中がにごっていることも特徴的ですが、雰囲気はそのままに奥行きがあり、視界も良好ですべてが洗練されていました。気にもとめてこなかった水中の小型モンスターに接触しては「わ、こんな顔してたんですね!」とか、歩きまわっては「きのこも綺麗!」とか、ブナハブラのリアルさに「実際襲われたらこれは勝ち目ないですね・・・」とか。歩きまわっているだけで新しいゲームを遊んでいるような感覚です。
■モンスターの迫力は段違い
モンスターといえば、リオレイア希少種やリオレウス希少種などメタリックカラーのモンスターが特にスゴイです。なかでも溶岩に照らされて浮き彫りになるブラキディオスには凄みがあり、あの巨大な身体が迫り来るヤバさはどんなに慣れていても刺激されます。
ハンターの動きも必見です。武器を構えるだけでも「重くて大変そうだなぁ」と臨場感があり、さらには大画面になったことでガンランスの装填やギミック武器の変化もよりダイレクトに伝わってきます。そのためキャラクターへの思い入れがより深まり、何度もプレイしたはずの『MH3(tri-)G』なのに狩猟が楽しく、もっとやりたくなる。その証拠に今回たっぷりプレイしたにもかかわらず、感想は「あー、早く帰ってモンハンやりたいな」とすっかりハンター心に火がつきました。
■GamePadの使い心地はなかなか
3DSの下画面をそのまま担うのがGamePad。持った第一印象は幅が広くムムッという感じですが、操作はこれまでと一緒なのですぐに慣れてしまいます。おなじみのパネルカスタマイズは、左寄り・真ん中・右寄りの3種類が選べてどちらの手でもお好みで操作できるようになっていました。
狩猟中に目線をGamePadに落とすと結構てんやわんやピンチになってしまうので、座ってふとももにGamePadをつける形でのプレイはあまり向いてないかもしれません(90°目線の移動があるので)。オススメはローテーブルや机の上に手首をつける形でかまえてTVと一直線上に構えるカタチ。体操座りをして膝にのせてプレイするのも同じくらい見やすくてベストです。GamePad自体とても軽いので、胸のあたりで構えるのも苦じゃないのもポイントになっています。
ちょうど両手の中指にあたる場所にはチャットモードを担う【ZLボタン】とターゲットカメラを担う【ZRボタン】があります。これが、慣れていないと狩猟中に力んでしまうとツイツイ押しがちになるので注意したいところでした。
■ネットワークモードは無料
Wii U同士、最大4人で狩りに行けるネットワークモードは、インターネット環境が整っていれば無料で使用できるのが嬉しいところ。開発スタッフが力を入れたというチャット機能は非常に快適です。【ZLボタン】ひとつでチャットウィンドウが開き、定型文であれば同時に開かれた定型文リストから選択するだけでOK。自由に発言したいときは目線をGamePadに落とすと手にもっているそれがキーボードになっています(これにはビックリ!)。
キーボードの入力はキーボード(ローマ字入力)、50音、携帯(トグル入力)、手書きが用意されています。本作においては指で操作する人が多そうなので意外にもフリックもできる携帯入力が活躍しそうですよ。
『モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.』は、いよいよ12月8日発売。価格は4,800円(税込)となっています。任天堂より発売となるWii U本体との同梱版、『モンスターハンター3(トライ)G Wii U プレミアムセット』は38,850円(税込)です。
(C)CAPCOM CO., LTD. 2009, 2012 ALL RIGHTS RESERVED.
関連リンク
編集部おすすめの記事
任天堂 アクセスランキング
-
『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた
-
『モンハンライズ:サンブレイク』に『モンハン4』要素あり!?新キャラ「ミネーレ」に噂される“ナグリ村関係者説”
-
『ポケモン』シェルダーに秘められた可能性…「設定上存在しているはず」のポケモン3選
-
アルセウスだけじゃない!? 意外と知られていない“伝説のポケモン”を生み出したポケモンたち
-
『スプラトゥーン2』このギアが超かわいい10選!キュートにバトルするならこの新ギアを着よう
-
『ポケモン ダイパリメイク』強化後四天王の強さが“ガチ”すぎ!? あの有名実況者がまさかの…
-
『ポケットモンスターX・Y』特殊な現象「メガシンカ」の情報が公開、メガストーンを持ったアチャモの期間限定プレゼントも決定
-
元ドット職人が教える『あつまれ どうぶつの森』マイデザインお役立ちテクニック!描き方の初歩から独特な「なめらか補正」まで幅広く解説
-
人類とポケモンは結婚するのが当たり前だった? 『ポケモンレジェンズ アルセウス』で描かれる可能性も…?
-
『モンハンライズ』太刀の操作方法・立ち回りを解説!「特殊納刀」がとにかく熱い、圧倒的な手数で敵を斬れ!【個別武器紹介】