Schafer氏は、話題となったKickstarterプロジェクト『Reds』(コードネーム) について「あのプロジェクトは、情報を公開することは怖くないと教えてくれた」と述べ、氏のこれまでのキャリアでは ”何もかも秘密にして、完成するまでは公開しない” という方針だったものが、Kickstarter とそれに伴うドキュメンタリーを通じて情報を外に出すことは怖いことではないと学べたといい、続いて次のように述べました。
「ゲームに入るかどうか分からないコンセプトを公開しても大丈夫、ファンは ”おお、スゲエ” と言って貴方の味方になってくれる。完璧じゃないものを公開すると炎上するのではないかと不安になりがちだが、実際にはもっと興味を持ってくれる。彼らは、開発チームの一員になったような感覚を得てくれるんだ」
ここでインタビュアーから、公開したもの、提示したものが完成したゲームに入っていない場合は反動が大きいのではないかと質問されましたが、Schafer 氏は誠実であり続け、透明性をきちんと保ち続ければ、嘘つきと捉えられることはない(ただし、「これは初期のコンセプトアートだよ」ときちんと言うこと)、と回答。
インタビューはKickstarterプロジェクト『Reds』(コードネーム) の進捗にも及び、プロジェクトの進捗は毎月ドキュメンタリーとして公開されているためゲームの現状について知らせることができることや、ゲームのフォーラム (英語圏における掲示板のようなもの) に情報をできるだけ投稿していること、そしてゲームデザインが固まりつつあることを示しました。ゲームデザインについては「期待以上の予算が集まったのに、やっぱりゲームデザインするとなるとやりすぎてしまう、おそらくこれから絞り込んでいく必要があるだろう」と述べ、笑い混じりにゲームデザインを盛りすぎてしまうのは自分の超能力なんだ、と述べています。
どうやら開発は楽しく進行中の模様。資金提供した方もしていない方も、ゲームの完成を楽しみに待つとしましょう。英語でのコメントに抵抗がないなら、あなたの意見を投稿するのもいいかもしれませんね。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
【CEDEC 2014】知られざるアプリ大国、フィンランドのゲーム産業を歩く~新清士氏によるカジュアルゲーム視察報告
-
今週発売の新作ゲーム『新サクラ大戦』『CONTROL』『SAMURAI SPIRITS』『Ghostbusters: The Video Game Remastered』他
-
海外ゲーマーが選ぶゲームの悪役ベスト25−栄光のトップは一体だれ?
-
ソニックファンの少年、ハリネズミを飼う権利を勝ち取る
-
カプコン「次世代ワールドホビーフェア'09 Summer」、流星3全国大会、モンハン3体験などが!
-
USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する
-
『逆転裁判』は如何にして産まれたのか、江城元秀氏と巧舟氏が語る――『逆転裁判』特別法廷セミナーレポート・前編