■マリオ
世界で最も認知度の高いゲームキャラと言っても差し支えのない「マリオ」。ゲーム初登場はアーケードゲームの『ドンキーコング』でした。その当時は名前がなく、「ミスタービデオ」「ジャンプマン」などと呼ばれていました。そんな折、ニンテンドーオブアメリカ(NOA)が借りていた倉庫の貸し主「マリオ・セーガル」さんが彼にそっくりだったため、「マリオ」と命名されました。
■ルイージ
日本では、よくマリオに「類似」しているからルイージと名付けられたと言われることもありますが、実はウソ。今回紹介している記事では、「NOAの側のピザ屋が「マリオ&ルイージ」だった。サンキュー、ピッツァ」と書かれていますが、これも俗説の1つ。生みの親である宮本茂氏によれば「イタリア人デザイナーに多い名前からとった」ということです。ちなみに命名したのは宮本ではなくNOAの社員だそう。
■ゼルダ
『ゼルダの伝説』シリーズに登場するお姫様といえばこの人。彼女の名前は、アメリカの作家F・スコット・フィッツジェラルドの妻であるゼルダ・セイヤー・フィッツジェラルドに由来するということです。理由としては宮本が「誰に聞いても、有名で美しい女性」だと分かったからだということ。ただ、名前の由来となったゼルダ・フィッツジェラルドは、ゼルダ姫とイメージとは異なる苛烈な一生を送りました。ちなみに、アメリカの俳優ロビン・ウィリアムズの娘は、ゲームのゼルダから名前をとって、「ゼルダ・ウィリアムズ」と名付けられています。
■カービィ
カービィの生みの親と言えば、桜井政博氏。ところが、本人も宮本氏も名前の由来は覚えていないということで、2つの説が紹介されています。1つは「実在した掃除機会社の「Kirby Corporation」からとった」という説。そして2つめは「当時、『ドンキーコング』の著作権問題を担当していた弁護士の「ジョン・カービィ」という人物の名前を使用した」という説です。
■クラッシュ・バンディクー
ソニック・ザ・ヘッジホッグのライバルとして誕生したクラッシュ・バンディクー。元々、彼には「ワイリー・ザ・ウォンバット(Willie the Wombat)」という名前がつけられていましたが、四六時中箱を壊しているため、「クラッシュ」となったそうです。
■ソリッド・スネーク
コナミの『メタルギア』シリーズに登場するメインキャラクター「ソリッド・スネーク」。彼の名前は映画「ニューヨーク1997」でカート・ラッセルが演じた主人公の「スネーク・プリスキン」に由来します。ちなみに、ソリッドというファーストネームにになったのは、スネークという言葉と対照的な意味を持たせたかったからとのこと。
■パックマン
パックマンの動きが、口を「パクパク」させている様子に似ていることから、この名前がつけられました。その後海外展開にあたり、「Puck Man」と名称が改められましたが、筐体を製造する業者から名前の変更を要求され、現在の「Pac-Man」の表記となりました。これは「Puck」が「Fuck」を連想させるためだということです。ちなみに、「Puck」にはFワードのような意味はありません。
以上有名キャラクターの名前の由来を紹介しましたが、どの程度しっているものがあったでしょうか?他にも好きなゲームキャラの名前を調べてみると、意外な発見があるかもしれません。
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