クラウドゲーミングは、デバイスからの操作信号を元に、クラウド側のサーバーで演算処理を行い、手元のデバイスに対しては処理結果を映像の形でストリーミングで返すというシステム。これにより、ネットワークが利用可能でさえあれば、手元のデバイスの処理能力に左右されることなく、高品質なゲームをプラットフォームを問わず配信する事が出来ます。GRIDと同様のサービスにはOnLive、Gaikai、G-clusterなどがあります。
NVIDIAのブースでは『アサシンクリード3』『ボーダーランズ2』『XBMC』『メダル・オブ・オナー ウォーファイター』『レイマン オリジン』『Skyrim』『バトルフィールド3』『DISHONORED』『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』『ストリートファイター3』といったゲームが用意され、それぞれタブレット、スマートフォン、LGのスマートテレビで同じようにプレイができました。残念ながら会場のネットワークの都合上、有線での接続となっていましたが、実際にはLTEやWi-Fiで接続する事になります。スマートフォンの小さな画面で『DISHONORED』を遊んでみましたが、コンソールクラスのクオリティが手元で展開されるのは驚きがあります。有線とは言え、ネットワーク越しですが、格闘ゲームの『ストリートファイター4』であってもレイテンシーの問題を感じる事はありませんでした。
正式なサービスは2013年の第3四半期には始めたいとのこと。日本でのサービス展開について尋ねてみると、「今のところ未定です。特に話し合ってる企業もありません。韓国はパートナーがいるのですが・・・」という回答でした。今だに未知の部分が多いサービスではありますが、日本でも期待をしたいところです。