この場で『探検ドリランド-1000年の真宝』を中心とした新たなクロスメディア戦略が明らかにされた。会見には、4社の担当者が登壇し、今後の展開を語った。
『探検ドリランド-1000年の真宝』は、2012年7月より放映中のテレビアニメ『探検ドリランド』の続編となる。舞台は前作の1000年後に移る。そこでは全てのハンターがカードに封印されてしまっている。新たな主人公となるハガンはハンターを実体化させる能力を持ち、このハンターカードを集めながら冒険を繰り広げる。
ステージにはハガン役の山口眞弓さん、さらに1000年前のハンターでハガンとコンビを組むことになるキバマル役の くまいもとこ さんも出演した。本作への楽しさと意気込みを話した。
さらにこの場でオープンニングテーマの『Go Ahead』も、アーティスト高橋秀幸さんが披露。ヒーローの歌を数多く歌ってきたが、アニソンは初挑戦という高橋さんが、「2013年を代表するアニソンに!」と熱唱した。
テレビアニメ『探検ドリランド』は東映アニメーションがアニメ制作を担当、2012年7月より毎週土曜 23時30分からテレビ東京系列6局ネットで放映されてきた。放映時間帯からは、従来のソーシャルゲームのユーザーをターゲットに意識していることが窺えた。
一方、『探検ドリランド-1000年の真宝-』は、4月6日より同じくテレビ東京系6局ネットの毎週土曜日10時30分に放映時間を移す。よりキッズやファミリーの視聴が多い時間だ。これまでの時間帯には、美少女と萌えを強く打ち出したやはりグリーのゲーム原作の『絶対防衛レヴィアタン』が4月から放映される。
登壇した東映ア二メーション・取締役の清水慎治さんは、アニメ『探検ドリランド』が中学生にも人気が伸びていると説明した。脚本にも新たに「ポケットモンスター」シリーズや「イナズマイレブン」シリーズなど少年ものを得意とする冨岡淳広さんを起用する。新シーズンでさらに低年齢層に浸透を図る。テレビ東京アニメ局長の川崎由紀夫さんも、「夜から朝に放映時間が変わることで、より一層ファンに楽しんで欲しい」とする。
ネットカードダス『探検ドリランド』(仮)を発売する玩具会社バンダイはより明白だ。『探検ドリランド』のカードダスの導入で年齢層、ユーザー層の拡大を図る。これまでカードダスのユーザーは中学生以上が多かったが、自社で培ったTCGのノウハウを用いて新たに小学生のファンをターゲットにする。今夏から全国のコンビニエンスストアや量販店、家電量販店の玩具売り場、カード専門などで販売する予定だ。
今回のプロジェクトには、グリー、テレビ東京、東映アニメーション、バンダイと各業界の有力企業が並ぶ。その行方には、多くの業界関係者が注視している。
テレビアニメ『探検ドリランド-1000年の真宝-』
http://www.toei―anim.co.jp/tv/Driland/
放送開始日: 2013年4月6日(土)
放送:テレビ東京系6局ネット 毎週土曜日10時30分11時
原作: グリー「探検ドリランド」
シリーズディレクター: 深澤敏則
シリーズ構成: 冨岡淳広
キャラクターデザイン: 渡邉巧大
アニメーション制作: 東映アニメーション
製作: グリー・東映アニメーション
アニメ「探検ドリランド」新たな旅立ち 土曜朝に新シーズン「1000年の真宝」 TAFで発表
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