『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』は、2011年3月にガガガ文庫(小学館)より 発売された渡 航著、ぽんかん8イラストによるライトノベルで、主人公をはじめとするさまざまな登場人物たちの非リア充ぶりが読者の共感を呼び、2013年4月よりテレビアニメ放送中で、人気はますます拡大をしている迷走系青春アニメです。
今回ゲームのシナリオは、原作者・渡先生が全面的に監修しており、原作ファンの期待に応える主人公の痛さ・残念さがゲームで存分に発揮されます。
また、本作独特のゲームシステムを搭載し、主人公の迷走ぶりを楽しむことができます。
■ストーリー
友達がおらず、むしろ作らないことを誇るほどひねくれた高校生・比企谷八幡が主人公。そんな彼が生活指導の教師によって生徒が抱える問題の解決の手助けをする「奉仕部」の部活動に強制参加させられることになります。
これによって八幡はそれまでたったひとりの部長兼部員であった容姿端麗成績優秀、完璧主義者の完璧美少女(但しぼっち)雪ノ下雪乃、後に加入する明るく元気でコミュニケーション能力の高い(但し、周囲の顔色伺いすぎな)今風のギャル由比ヶ浜結衣らと、行動を共にするようになっていきます。
本作では、夏休みが舞台になっており、プール・バーベキュー・肝試し・花火大会などみんなで楽しむイベントの数々に対し、世間のリア充ライフを他人事とし、誰とも会わず、遊ばず、働かず、これこそ非リア充面目躍如の夏休みとばかりに、八幡は外界から引きこもり、非リア充ならではの充実ライフを満喫しようとしています。
しかし、奉仕部顧問・平塚 静からの強制によって、八幡は奉仕部メンバーと共にさまざまな「ボランティア活動」という名の“青春っぽいイベント”への参加を余儀なくされる、という内容となっています。
■孤独と偏愛に満ちた充実のゲームシステム
アドベンチャー+各種モードによってゲーム性をアップし、さまざまなエピソードが展開し、『非リア充』ならではの体験を八幡の視点で楽しめるゲームシステムを搭載しています。
例えば、本作ならではのシステム「廃人カウンタ」。八幡の廃人度を示す廃人カウンタがストーリーに影響し、このカウンタが高すぎても、低すぎても、つまり“リア充“でも”廃人”でもバッドエンドを迎えてしまいます。廃人カウンタが一定値以上のときのみ現れる選択肢もあります。
また、ストーリーを進めていくで色々な選択をしていく形になるのですが、本作では単純に「選択」をしていくのではなく、「行動選択肢」と「脳内選択肢」の2つの選択肢があります。「行動選択肢」は四角い吹き出しの形で表示され、どこへ行く、何をするといった目に見える行動を選択できます。行動選択は、主に八幡に対する好感度に影響を与えます。
雲型の吹き出しで表示されるのが「脳内選択肢」です。八幡の思考を示すもので、脳内選択は、主に八幡自身の廃人度に影響を与えます。つまり、この2つの選択肢を巧みに選択していきながら、「適度な廃人」を目指していく形になります。
他にも、慣れない状況での気まずい沈黙を「話題カード」を駆使して打ち破る「沈黙打破モード」を用いてヒロインたちとのふたりきりのシチュエーションを楽しんだり、原作小説で、章の間に八幡の残念な読書感想文やレポート、八幡と他の人物との電話やメールでのやりとりなどが掲載されており、このお楽しみカットをゲームで再現した「ビジュアライズモード」など、様々なモードがあります。
■キャラクター
「ぼっち」である主人公の比企谷八幡、クールな完璧美少女だが「友達がいない」雪ノ下雪乃、明朗快活な八幡のクラスメイトである由比ヶ浜結衣などのメインキャラクターはもちろん、おなじみのキャラクターが多数登場します。
また、限定版には、オリジナルアニメBlu-rayが同梱されており、こちらも渡先生が自ら脚本を書き下ろす完全新作アニメとなっています。
『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』は2013年9月19日発売予定で価格は、通常版 7,140円(税込)、限定版 9,975円(税込)、DL版 7,140円(税込)(※PlayStation Store)。
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