米国のEpic Games本社からは、シニア・テクニカル・アーティスト兼レベルデザイナーのアラン・ウィラードが来日、22日(木)13:30から海外招待セッションとして「Unrealエンジン4の最新デモ「Infiltrator」 コンセプトから公開まで」と題した講演を行います。2013年3月のGDCで公開された「Infiltrator」デモは、プリレンダCGと見紛うばかりのクオリティの高さで、大きな話題を呼びました。
このリアルタイムデモが、14名のアーティストによってたった3か月間で作成されたことは、あまり知られていません。少人数のチームが短期間でこれだけのクオリティのデモを完成させられた秘訣は何なのか?アラン・ウィラードのセッションでは、Infiltratorデモ制作の舞台裏についてお話します。
同時に、Infiltratorデモのビジュアルを支えるアンリアル・エンジン4の表現力について、物理モデルに基づいたマテリアルとライティング、フルシーンのHDRリフレクション、GPUによるパーティクルシミュレーション、アーティストがプログラム可能なテッセレーションとディスプレースメント、動的に明滅するリットパーティクル、タイルドディファーシェーディングによる数千もの動的ライティング等を中心にご紹介していきます。
アーティスト系のお話が中心となりますが、最先端のゲームエンジンに御興味をお持ちの方であればどなたでも満足いただける内容です。
エピック・ゲームズ・ジャパンからは、サポートマネージャーの下田純也と、サポートテクニカルアーティストのロブ・グレイが参加します。
下田のセッションでは、「飛躍的な進化を遂げたアンリアル・エンジン4の最新機能」と題し、最新のゲーム・エンジンで使われている技術や、効率よく高品質なゲームを制作する為の手法、そしてそれらを実現するアンリアル・エンジン4の制作環境や制作方法等についてお話します。主にエンジニアやプログラマ向けのお話が中心となります。
ロブ・グレイのセッションは、「UE4の新機能「ブループリント」なら、コードを書かずにゲームが作れる!」。アンリアル・エンジン4で劇的にパワーアップしたビジュアルスクリプティングツール、「ブループリント」の機能についてご紹介します。プログラムを書かずにロジックを組むことができ、コードの書けない人でもイベントを組めてしまうパワフルなツールです。イベント以外にも、プロシージャルなパーツを作成してバリエーション違いを簡単に追加したり、素早いテストプレイとトライ&エラーが可能になります。最後に、プループリントだけで実際に動くゲームができてしまうことをご覧いただきます。ゲームデザイナーやアーティスト、ディレクター、プログラマーまで、色々なファンクションの方のお役に立つ内容です。
また、今年からエピック・ゲームズ・ジャパンではブース出展も行うこととなりました。
3階展示ブースにて、アンリアル・エンジン4の実物に触っていただくことも可能ですので、是非お立ち寄りください。
22日(木)夜19:30からは、エピック・ゲームズ・ジャパンの提供による恒例の交流イベント「Developers’ Night」も開催されます。アラン・ウィラードやエピック・ゲームズ・ジャパンのスピーカー陣も参加しますので、直接質問をぶつけるチャンス。セッションの後はパーティでアランと握手!
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