初回投資で600円というとかなり敷居が高いような気もしますが、いわゆる「スマートフォンらしいゲーム」というよりは、「コンシューマゲーム」のソフトを購入して遊んでいるのと差異がない感覚で楽しんでいます。
E3にて動画も公開された本作、動画の状態をほぼそのままスマートフォンのなかで楽しむことができていますので気になっているかたは最後に貼りますので是非チェックを。
さらにグッとくるのが、街並みを探索する際の構図や、戦闘での演出一つ一つにどこかスクウェア・エニックスらしさを感じるんですよね。音楽も憂いのある19世紀のパリをギュッと閉じ込めたような楽曲で、クレジットを見ると分かるのですが『FFCC』シリーズなどで作曲に携わっている岩崎英則氏が担当しています。
■ヴァンパイアハンターとしてヴァンパイアを撃て!
本作は19世紀のパリを舞台に、街にはびこるヴァンパイアたちを討伐するヴァンパイアハンターとして物語を進めていきます。主人公はヴァンパイアと人間のハーフであるため、忌むべきヴァンパイアの力を一時的に解放することが可能。この能力を生かして、さまざまなミッションをこなしていくことになります。
■自分の顔を取り込んでのキャラクターエディット
本作で注目されていることといえば、カメラで撮影した顔写真を主人公キャラクターに貼り付けてそのまま冒険できるということ。写真をつかわないキャラクターエディットも用意されていますが、初期のままではベーシックなタイプのものが並んでいます。これはミッションをこなすたびにどんどんバリエーションが増えていくので、ちょっと意外でした。
■「ブラッドバースト」でアルティメットなバトルを
ミッションには「バディ」と呼ばれる2人仲間ハンターを選んで挑むことになります。この「バディ」たちは、他ユーザーの主人公キャラクターで、アイテム「金の堅杭」でヴァンパイアを討伐することで血液(経験値)の分配が発生します。
さらに言うと、ヴァンパイアとヴァンパイアハンターにいは「憤怒」「色欲」「強欲」「傲慢」といった4つの「血族」が設定されており、バディとの組み合わせにより「攻撃ダメージ増加」や「レア入手確率上昇」などの特殊効果が発生します。このへんは、この装備が欲しいとか、キャラクターを強化したいといったやりこみ要素の部分で必要になってくる知識ですね。
さて、バトルはアクション要素が強いものになっているもののシンプルな操作で楽しむことができます。基本はタップで攻撃、スワイプで回避でOK。敵が攻撃してくるタイミングでうまく回避が成功すると「ジャストドッチ」といってカウンターを狙えるチャンスが発生します。ここは是非タップを重ね、コンボを決め込みたいところ。
攻撃を重ね、左上のゲージが貯ってきたらヴァンパイアの能力を解放しましょう!この能力は「ヴァンパイアフュージョン(VF)」と呼ばれ、その一連の動作の最後には「ヴァンパイアバースト(VB)」と呼ばれる必殺技を繰り出します。この演出もスクウェア・エニックスのアクションRPGを遊んできた人にとっては、どこか馴染み深いものを感じるポイント。さらにはタップ連打を決め込む楽しさと爽快感溢れる連続攻撃はモチロン、必殺技をQTEで放つトキメキもあります。
■上手に「杭打ち」できるかな?
ヴァンパイアを主題とする『BLOODMASQUE』らしいのが、敵のゲージを減らしきった後の「杭打ち」儀式。経験値の数値に関わってくるので、QTEで一番よいタイミングを狙って敵の心臓に杭を打ち込みましょう。この杭に蓄積された血液量が経験値としてキャラクターに反映されレベルが上がり、HP増加や「ブラットバースト」の威力増加につながっていきます。
■まとめ
600円という価格で申し分ないクオリティと演出ですが、遊ぶ人にとって一番気になってくるのはやはりボリュームでしょうか。フルプライスのソフトであっても3日でクリアする人もいれば、1週間でクリアする人もいるのでなんとも言えないところがありますが、ストーリーだけでいえば1日、または数日でクリアできるボリューム感です。しかし、獲得したエディットパーツや装備が見た目に反映してくるので、これがミッションのやり込みに繋がり、それ以上の楽しみかたも用意されているので価格に対して申し分ないクオリティといいたいところです。
なまえ:BLOODMASQUE
ぶんるい:アクションRPG
1回のプレイ時間:約20分
対応OS:iOS
ねだん:600円(税込)
ひとにつたえたい度:3(5点満点中)
今日の一言「公式HPのスペシャルコンテンツが何か気になる!」
それではまた来週!!
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