「同人ソフト」とは、オリジナルや二次創作のビデオゲームなどのソフトウェアを頒布するコミックマーケットのジャンル区分です。ビデオゲームだけではなく、チップチューン用の組み込み基盤、ベンチマークソフト、プログラミングの技術書など、コンピュータソフトウェアに関する様々な作品が頒布されています。
800以上のサークルが参加しましたが、今回はオリジナルのビデオゲームを公開しているサークルブースを中心にレポートをお届けします。プロからアマまで多くのゲームクリエイターが参加していますが、日本のインディーゲームのスターがこの場所から誕生する可能性もあります。
会場でもっとも賑わいを集めたのは、東方Projectで有名な上海アリス幻樂団。2年ぶりとなる弾幕シューティングの新作『東方輝針城 ~ Double Dealing Character.』の公開ということでファンからの期待も高く、筆者が会場入りしたころには既に撤収を行なっていました。
その他、人気が高いオリジナルのシューティング系サークルでは、体験版でも売り切れが続出。えーでるわいすの『アスタブリード』、クロスイーグレットの『REVOLVER360 RE:ACTOR』、RebRankの『C.C.S.B.』など、今後リリースがひかえている期待作が数多くあります。
また最近では3Dグラフィックスのアクションゲームを制作するサークルが増えています。今回、公開された完成版としては、ZENITH BLUEの『巫剣神威控』、飛翔システムの『マジカルバトルフェスタ』などがあり、モデリングやモーションにおいて高いクオリティを発揮しているサークルも存在します。
リアルタイムのマインスイーパー型の対戦ゲームである多次元クロックの『マナコレ -ManaCollect-』、星空育成シミュレーションゲームのCAVYHOUSEの『真夜中は星づくよ』といったインディーゲームらしい独創性の高い作品も多数ありました。
さらにビジュアルノベルも同人ソフトでは、人気のあるゲームジャンルです。ノベル系サークルは、ポスターからポップに至るまで非常に凝ったプロモーションを行なっていました。
激しい暑さの中で行われた今年のコミックマーケット84ですが、新たな発見や出会いがあり、足を運ぶかいはありました。インディーゲームへの注目が高まっている現在、コミックマーケットで発表されたゲームから世界的な大ヒットが生まれる可能性も否定できません。
編集部おすすめの記事
その他 アクセスランキング
-
「ちいかわ」かまぼこチップは、食べるのがもったいないほど可愛い!キラキラシール入り「ちいかわまぜごはんの素」が期間限定発売
-
トヨタが本気で「ミライドン」を作ったら…ポケモン監修による「トヨタミライドンプロジェクト」始動
-
【特集】ゲームを遊びながら食べるのにピッタリなお菓子11選、最強の“ゲームおやつ”は…!
-
【Amazonセール】定番の大容量HDDと組み合わせたい!WD製品と「玄人志向」の簡単組立HDDケース&挿すだけSSD対応スタンドがセットでお買い得
-
2025年3月発売のおすすめ新作タイトル5選!話題沸騰中の『アサクリ シャドウズ』、新主人公が活躍するシリーズ最新作『ユミアのアトリエ』など
-
【コスプレ】中国のコスプレ撮影は、日本よりも競争が激しい? “中国版コミケ”で体験してきた
-
『ポケモン』マリルの体臭を巡るネタが回収される!?衝撃グッズの販売にファンも驚き
-
スイッチでプレイしたいメトロイドヴァニア5選!豪華客船を舞台にした新作や“圧倒的に好評”なダークファンタジーなど
-
ガンダム新作キャラデザは『ポケモン』『FGO』も担当した竹さん!「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX」マチュの告知イラストもお披露目
-
Switchで遊べるヴァンサバ系ゲーム5選!強化しまくって大量の敵を一掃する「俺TUEEE!」が超気持ちいい