「学園シリーズ第4弾」として位置付けられた『CONCEPTION』シリーズは、「俺の子供を産んでくれ!」という衝撃的なタイトルで大きな話題に。そして本日22日、続編となる『CONCEPTION II 七星の導きとマズルの悪夢』が、ニンテンドー3DSとPlayStation Vitaにて発売となりました。
星神を信仰する魔法世界「アナザーテラ」で展開される「7人の女聖徒」との物語。発売を記念した今回のインタビューではプロデューサーの齊藤祐一郎氏、フィーネ役・石黒千尋さん、フウコ役・Lynnさんにお話をうかがうことができました。
終始和気あいあいと進行していった3人のトークを、アツアツでお届けしちゃいます!
■7人の「女聖徒」、個性的なヒロインたち
――前作大きく話題を呼んだ『CONCEPTION』シリーズですが、お話が来た時にはどのような印象を持たれましたか
石黒:やっぱり、「俺の子供を産んでくれ」という。
(一同、ドッと笑う)
石黒:ね、そこがまずインパクトあったよね。
Lynn:そうですね、びっくりしました!
齊藤:(恐縮した面持ちで様子を見ている)
石黒:私はゲーマーなので前作の題名は元々知っていたんですが、改めてHPとかを見に行ってシステムを知ると。これから声優として何をやらされるんだろうと、思っちゃいました(笑)。
Lynn:そう!セリフにはちょこちょこ恥ずかしい部分もあったんですけど、そんな……ヒドい感じでは……ないかな?
石黒:あはは、それも一重にプロデューサーのシュミということで。
齊藤:趣味ですね(キッパリ)。
――では、齊藤さんから声優のお二人が務めるキャラクターについて教えてください
齊藤:Lynnさんに演じてもらったフウコは性格的に普通の女のコで、主人公が最初に出会うヒロインとなります。「普通」ということが個性になりうるというぐらいに、ほかのヒロインたちは性格的にとがった属性をそれぞれ持っていますので、そのなかでも安心感を持って接していけるヒロインですね。石黒さんに演じてもらったフィーネは主人公にとっては年上のキャラクターで、とても「真面目」です。聖徒のなかでは実力があって後輩にも慕われているんですけども、主人公に対しては恩義を感じているので年上から手厚く扱われるというなかなかほかにないシチュエーションを味わえると思います。
――お二人は実際演じてみていかがでしたか
Lynn:私自身の話では、ゲームの声をやらせていただくのが初めてだったんですよ。いただいた台本の分厚さにまずおどろいて。いまのゲームってこんなにキャラがしゃべってくれるんだ!これは楽しいと思って最後まで苦労なく取り組めました。
――フウコのキャラクターはどのように感じていますか?
Lynn:フウコは明るく元気な、とてもいい子です。王道ヒロインという感じだったので、そのかわいらしさが出るように意識しましたね。
――フィーネはフウコと正反対といった感じです
石黒:フィーネはその外見どおりクールな年上ヒロインとして役をいただきました。でも、内面はギャップのあるかわいい子なんです。戦場の第一線で活躍するフィーネと学園生活でのフィーネというのは、まるっきり切り離して演じています。どのように違うか、みなさんにもちょっと気にして聞いてもらえたらと思っています。
――主人公目線で選ぶとするなら、みなさん誰が一番お気に入りですか?
Lynn:ルックスで言うと、トーリちゃんかな。
齊藤:おぉ、白黒。
Lynn:ちょっとミステリアスな雰囲気に惹かれちゃう。
石黒:私はセリナさんにけられたいかな(笑)。戦闘モーションが蹴り上げるようなスタイルなので、それがたまらない。
齊藤:ゲーマーならではですねえ。
石黒:齊藤さんは?
齊藤:フウコですね(キッパリ)!
Lynn:やったー(ニコニコ)。
齊藤:これという飛び道具的な1番があるわけじゃないんですけど、バランス感覚が優れていて隙のなさがいいですね。
――ゲームのシステム上、ほかの女のコとも主人公はいい仲になってしまいますが、そのへん女性目線でどう思われますか
Lynn:えぇ~?
齊藤:恥ずかしくなっちゃう質問ですね(笑)。
石黒:フウコ殿。浮気は男の甲斐性ともいいます。(※フィーネの声で)。
Lynn:そうだなあ、遊んでもいいけど戻ってきてねって感じかな?
齊藤:器が大きいなあ(しみじみ)。
Lynn:でもフウコだったら「いかないで」と言いそう。
石黒:フィーネは金髪碧眼ですけど、着物を着て三つ指ついているイメージ。
齊藤:3歩後ろを歩いているような感じですよね。
■齊藤「学生時代の心残りは下校デート」
――学園生活を演じてみて印象に残っているイベントは
Lynn:学園祭ですね。私はあまり懐かしい感じはしませんでした。つい最近まで学生だったような気持ちでいるので、準備でばたばたしている感じなどは、「ああ、こういうのあったなあ」と思いながらやっていました。
石黒:私は主人公が蕎麦を食べるシーンですね。フィーネとのイベントなんですけど、主人公の後ろにフィーネが控えていて「はいっ!はいっ!」とわんこそばのような感じで。それがアフレコで1番楽しかったです。
――齊藤さんはいかがでしょう
齊藤:さっきLynnさんから学校生活があまり懐かしくないというのを聞いて、「あ゛あ゛~、そうなのがあ~」ってなりましたね。こっちとしてはシナリオとかを見てノスタルジックな気持ちになって、「学生やり直したい」と思っているなかでの発言だったので(ガックシ)。
――もし学校生活に戻ったら、齊藤さんは何をしてみたいですか?
齊藤:恋愛したいッス。
(予想通りの解答に笑う一同)
――下校デートとか。
齊藤:そうそうそう!いまは法令で問題になっていますけど、自分が自転車を漕いで彼女には後ろで横座りのままもたれて……ッ。みたいな甘酸っぱいの!
(一同、ドッと笑う)
石黒:ここにいる男性陣は、みんな頷いてましたね~(笑)。
齊藤:ロマンですよ、ロマンを感じたい!つまらない学生生活……ボク、学生時代彼女がいなかったので。
石黒:大暴露じゃないですか!
齊藤:だから恋愛したいんですよ。だから、こういうゲームを作る。
石黒:なるほど~!だからデートが多いんですね!
――デートというのは?
石黒:ゲーム中に放課後デートみたいなのがあって、「この流れでデートに!?」と思うようなシチュエーションもあったんです。いま、お話を聞いてナットクですね~。
齊藤:ゲームでは学園生活を1年通して送っていくことになるんですけど、「学園祭があったよね」「夏だったらプールや海に行くよね」という、ボクが学生生活でやってないことをちゃんと盛り込んでくれとシナリオライターさんにお願いをしました。あった人には、あったよねと感じてもらえると思います。あとは、前作は主人公とヒロインとの関係性を物語で掘り下げていましたが、今回では学園生活における主人公と親友、主人公とライバルといった関係性もきちんと描かれています。主人公のいないところでの、ヒロインたちのガールズトークなども描いていますよ。
■もし、自分に子供ができたら?
――本作は主人公の子供と一緒戦いますが、もしみなさんに将来子供ができたらどんなことがしてみたいですか?
石黒:一緒にやってみたいことか~、なにやりたい?
Lynn:私は、女の子だったら一緒にショッピングですよ!「これもいいんじゃない?」「これも着てみて!」とお人形さんみたいにかわいがっちゃいそう。
石黒:私は、もし女の子だったらディズニープリンセスの格好をさせて一緒にディズニーランドに行きたいですね。あとは、肩車をしたい!
齊藤:……いいですねえ。
(しみじみと言う齊藤Pに一同くすっと笑う)
――しみじみと頷いてらっしゃいますが齊藤Pいかがですか
齊藤:ボクは18歳で子供が欲しかったんですよ。
石黒、Lynn:えぇー!?
齊藤:彼女もいなかったのに。それは、幼稚園とか小学校の運動会で参観があるじゃないですか。そこで、「○○くんのパパ若けぇー!!」「○○くんのお兄ちゃん来てる!」とか言われて、「お兄ちゃんじゃないよ、パパ、パパ(ニヤリ顔)」みたいな妄想をしていたんですけど18歳が過ぎ、20歳を過ぎた頃からも子供の年齢を逆算してまだイケるとか考えていたんですけどこの歳になってしまって。最近は願望自体が薄まってきちゃって……。
――その願望がクリエイティブの方向にほとばしったというか
齊藤:そうですよね、自分の叶えられなかった部分を。だから、本作では最初から大きい状態で子供が生まれているのかもしれません。
――星の子のことですね
石黒:星の子かわいいよね~。
Lynn:そうなんですよ。ちょこちょこ付いてくる感じが。
石黒:星の子たちってお母さんの髪の色が遺伝するんですか?
齊藤:そうです。同じ職業の子供を作っても母親によって髪色がガラリと変わるので、愛着が持ってもらえる意図で色彩豊かになっていますね。
石黒:本作では星の子の職業も増えているので、子供を産ませるのも楽しいよね。
Lynn:アフレコの時に恥ずかしがって産んだかいがあったなって感じですよね(笑)。
――最後に、発売を心待ちにしているユーザーに向けて一言お願いします。
Lynn:前作をプレイしたことがある人はもちろん、本作からでも楽しめる作品になっていると思います。7人のヒロインも個性的で可愛くて、生まれてくる星の子もとってもキュートなので自分のお気に入りのヒロインとゲームを進めていただければなと思います。
石黒:PS Vitaと3DSということで、なんとまあヒロインにタッチができちゃうぞ(はぁと)ということなので、是非本能のおもむくままゲームをプレイしていただき、たくさんのモノを得ていただければなと思います。
齊藤:深いなあ(笑)。僕からはとにかくRPG性を高めていくことに尽力してきたので、「ダンジョン」「物語」「ヒロイン」がすべて連動する形でみなさまにお届けできるなと思っています。ヒロインのかわいさから入っても、RPGをやりたいからで入っても後悔させないような作りにしておりますのでどうぞよろしくお願いします。
『CONCEPTION II 七星の導きとマズルの悪夢』は2013年8月22日発売予定。価格はパッケージ版が6,279円(税込)、ダウンロード版が5,600円(税込)です。
公式サイト:http://www.spike-chunsoft.co.jp/conception2/
(C)Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved.
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