『テイルズ オブ シンフォニア』は「ソダ間欠泉~水の神殿」の辺りを、『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- 』では「カンベルト洞窟」の辺りを遊ぶことが可能となっており、レベルも十分なためイベントシーンや戦闘など一連のゲームシステムを試せるようになっています。
さまざまな展開をみせるタイトルですので「ゲームは初めて!」という方も多いでしょうし、もちろん「久しぶりに遊んでみよう」というファンもたくさんいるでしょう。どちらにとっても非常に楽しみな仕上がりとなっていました。
今回は『テイルズ オブ』シリーズのプロデューサー・馬場英雄氏にお話しを伺うことができましたので、ご紹介します。
――6月の「テイルズ オブ フェスティバル 2013」で発表となって以来、10月10日にいよいよ『テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック』が発売となりますね。
馬場P:そうですね、近づくと「早かったな」と感じます。
――間近で見たユーザーの反応はいかがでしたか?
馬場P:『テイルズ オブ』シリーズを「今の時代に合わせた形で、過去の作品をもう1度提供する」という場合は、新作に比べて遊ばれるユーザーは若干少ない傾向だったんです。ただ今回は待ち時間が180分を超えるなど、非常に多くのファンが注目してくれていると感じました。
人気のある作品ですし、やはり10周年ということで気持ちを盛り上げていただいてるのだなと。こうして『テイルズ オブ』シリーズを愛してくれるユーザーがたくさんいるのは、本当にありがたいことですね。
――私自身もプレイしたのはずいぶん前なので、映像などを見ていると「こんなことあったな」と感慨深い気持ちになります。
馬場P:今回は「当時のものを、今の時代に合わせて再現する」というのをコンセプトにしていますので、内容はほとんどそのままです。もちろん10年前の作品をそっくりそのまま現行機で遊ぶのは厳しいですから、キャラクターのテクスチャをPS3向けに合わせて変更するなど今のゲーム機に合わせた見せ方をしています。
――試遊では一通りの操作を楽しめるようですね。
馬場P:新たなカットインの入った秘奥義なども用意しています。とはいえ本作は他の作品に比べちょっと条件が厳しく、秘奥義が出しにくいんです。でもロイドとクラトスは比較的出しやすいので、ぜひユーザーの皆さんに頑張っていただければなと。
――色々な要素が追加となっていますが『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- 』の「ヘッドチェンジ」は少し特殊に思えます。
馬場P:あれは欧州版から逆輸入したシステムなんです。今回は海外向けにもリリースする前提でしたから、日本の皆さんが遊んでないシステムも取り入れようと。最近のシステムではキャラのグラフィックが変更となるか称号の要素でしかなかったので、外観だけでなくパラメータやスキルに関係するのを珍しく感じるユーザーも多いかもしれません。
――数量限定の「ララビットマーケット特装版」もすでに受付終了となりましたね。
馬場P:今回は2作品あるので両方の主人公とヒロインをどうしてもフィギュア化したかったんです。TOXからやっている「きゅんキャラ」でも良かったんですが、4体つけるとなると箱の大きさや値段的にも厳しい点がありました。ロイドとエミルだけにするべきか悩んでいた頃、一回り小さい「ちびきゅんキャラ」で「テイルズ オブ」のフィギュアが展開されることを聞き、これだ!と。おかげ様で無事に4体全てを、さらにテネブラエまでセットに入れることが出来ましたね。
とくに実弥島巧先生による、2作品の間の物語を描いた小説は注目が高いのではないでしょうか。中身については非常にネタバレになってしまいますので、詳しくは実際に読んでいただくのが1番だと思います。表紙や挿絵はufotableさんに十数枚ほど描いてもらってますので、予約していただいた方は楽しみにお待ちください。
――今回は『テイルズ オブ ビブリオテカ』『テイルズ オブ ファンタジア』も出展となっていますね。
馬場P:まだ詳しい内容をお話しできてない部分もあるので「どんな作品なんだろう?」と興味を持っていただけたのか、ブースには入場制限になるほど多くの方に集まっていただきました。『テイルズ オブ ビブリオテカ』にはコレクション要素もありますので、シリーズを好きな方には是非手に取っていただきたいと思います。
――発売を待つファンにメッセージをお願いします。
馬場P:『テイルズ オブ シンフォニア』が生まれて10周年という記念すべきアニバーサリーイヤーに、新たにPS3というハードで『テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック』を皆さんにお届けできるのはとても嬉しいです。ロイドやコレット、エミルやマルタたちと一緒に世界を冒険しながら、皆さんにあの頃の感動をもう1度体験してもらえたらと思います。
――ありがとうございました。
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