発表会自体も取材していましたが本作は、『DmC Devil May Cry』や『逆転裁判5』を手がける江城元秀プロデューサーと『ブレスオブファイア』シリーズの池原実ディレクターが長く構想を重ねてきたという本気度の高い作品。剣と魔法のファンタジーの世界観で贈られるRPGになっています。
■妖精はやはり『ブレス』シリーズの…?
本作の物語は、辺境の地エランディアの「もと」領主、ランドールの息子が主人公。父親が失踪し、領主の地位を明け渡したため、現在は領内の村で下宿生活の身というところからスタートします。ところが筆者、スマートフォンのゲームにおいて、性別が選べたり、そもそも性別の概念がなかったりするものばかり遊んできたため、いつものように女性の名前をつけてしまいました。主人公がキチンと決まっているという部分にもRPGを感じましたね。
冒頭、森でルルーという妖精に出会うことになりますが、その子が「わたしの、しもべ選びの目に狂いはないよう」「わたしたちの旅はまだ始まったばかりよう!」と言うのです。発表された時にも風貌が同じでは?と話題となりましたが、これは『ブレス オブ ファイア』シリーズの妖精たちと同じ口調ですね!もしかしたら、ほかにもカプコンゲーム好きには「おっ」と思う部分が登場するのでは、と楽しみになる一件でした。
街などでは、キーパーソンや村人との会話も展開されますが文章量も多く読み応えがある印象です。それに、主人公は「やれやれ系」といいますか、ライトノベルを読み進めている感覚があってここがちょっと面白いなというポイント。訳あって主人公は身分を隠しているので、肩身が狭そうな感じもイイですね。この先どんな風に主人公が覚醒するのか、RPGといえばのアツい抗争になるのかプレイしているとワクワクしてくるんですよ。
■バトルテクニックと運が快感を生む「ロック解除」
ストーリーの演出上でのダンジョン探索などもありますが、基本的にはマップを自由に行動することができます。バトルにおいてのテクニックやモンスター討伐で報酬がもらえる「クエスト」、探索やバトルで手に入る素材で武器や防具を制作できる「合成クエスト」の2つが用意されているので、ストーリーに必要な部分だけを進める人もいれば、まずは出来うる限りのクエストを潰していってアイテムと強化を行ってから進む人など、自由度は高めに『ブレイドファンタジア』の世界観を深めていくことが可能になっていました。装備なんかは、変更するとリアルタイムで主人公の姿に反映されていきます。
探索は一人称視点で進んでいくタイプで、敵とはランダムエンカウント。バトルでは、事前にセットした「守護神」と呼ばれるキャラクターをの力を借りながら戦うことになります。守護神が持つスキルを、たとえば「通常攻撃」「通常攻撃」「通常攻撃」の3タップで攻撃すればダメージ+の効果が、武器に火を宿す「ファイアウェポン」「通常攻撃」の組み合わせでは炎属性の体術を繰り出すという具合です。もちろんスキルには各属性の魔法もあり、全体攻撃なども行えます。
『ブレイド ファンタジア』では、敵に設定された「ロック」をバトルテクニックで解除していくとアイテムがドロップする仕組みになっています。モンスターの体力ゲージ横にある「?」をタップするとさまざまな項目があるので、「オーバーキル」「部位破壊」「コンボ」など、各行動でドロップするアイテムを確認してから欲しいアイテムを狙って攻撃をしかけていきましょう。バトルはコンシューマーゲームと変わらない3Dで展開されますが、ロードはそこまで重くない印象です。個人的にはどっぷり世界観に浸りながら、じっくり家で遊びたいなと思いました。
10月25日(金)23時59分まで、シリアルコード「blade0926」を登録すると「冒険者の鎧」が手に入ります。序盤はなかなか防具が作れない、ということもあるのでこれは是非ゲットしておきたいところです。
なまえ:ブレイド ファンタジア
ぶんるい:RPG
1回のプレイ時間:約15分
対応OS:iOS
ねだん:基本無料のアイテム課金制
ひとにつたえたい度:4(5点満点中)
今日の一言「合成のとき、いつもお金足りない」
それではまた来週!!
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