メタスコアは91。レビュー数は56サイトに昇り、その多くが90点以上と高く評価しています。肯定的な意見としては『神々のトライフォース』の素晴らしい世界観はそのままに、前作にはなかったファストトラベルやすれ違い通信でのプレイ、新たなアイテム取得方法などが挙げられており、多くのサイトが「ただの続編的な位置付けではなく、新たな試みが表れた名作」と評しています。また、過去のゼルダ作品の中で最も面白い作品だったとの意見も出ています。否定的な点としてグラフィック面についての指摘がありましたが、それを補う作品自体の面白さの方が勝った結果となりました。
本作ではリンクが「ハイラル」と「ロウラル」の2つの世界を冒険。2つの世界の至る所に亀裂が生じており、ある出来事がきっかけで、自身が壁画となり両世界の行き来が可能になります。移動の際に壁画になるシステムも評価は良く、高低差を活かした謎解きと相まって、遊び応えのある冒険が繰り広げられます。また海外で発売されている2DSでのプレイについてですが、Edge Magazineが2Dでのプレイを試したところ、3Dのほうが簡単にプレイできるとしながらも、特に大きな問題はない、と評しています。
国内では年末の12月26日に発売を控えている『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』。SFC時代からのファンはもちろんのこと、過去の作品を知らないユーザーにとっても充分楽しめる作品となっているようです。
●Game Informer: 100/100
- コンセプト: クラシックな世界感とそこからの進化を感じられる
グラフィック: ビビッドな色使いが「神々のトライフォース」を彷彿とさせる。素晴らしい世界が表現されている
サウンド: アレンジが施された過去の楽曲だけでなく、多くの新たな楽曲も良い
操作性: ダンジョンの中に置かれた賢いパズルの数々や広大な世界は探検し応え充分。激しいボス戦も魅力
エンターテインメント性: 今までのゼルダゲームの中でベストな作品
リプレイ性: 高い
●Joystiq: 100/100
●EGM: 100/100
●Nintendo Life: 100/100
●GameTrailers: 98/100
●Post Arcade (National Post): 95/100
●Polygon: 95/100
- 基本コンセプトを捻って再構築するのは大いにリスクが伴うものだったが、Nintendoは最も愛されたゲームのひとつに様々な大胆な調整を施した。これが結果的に、自分の中では全く期待していなかった作品が出来上がったと共に、2013年で最も好きな作品となった。
●Official Nintendo Magazine UK: 94/100
●IGN: 94/100
- ノスタルジックで小説的な本作は、今までのゼルダシリーズ史上最高の作品である。
- 革新的な構成
- アドベンチャー性
- チャレンジ性
- 素晴らしいパズルの数々
- グラフィック面は評価が二分される
長所
短所
●GameSpot: 90/100
●Eurogamer: 80/100
- 『神々のトライフォース』はパズルゲームの中にある世界、とよく言われるが、『神々のトライフォース2』の世界は前作の世界が踏襲されているため、更にその中に埋められた作品となっている。これはファンにとっては喜ばしいことでもあり、苦痛でもある。ハイラルのストーリーは永遠に語り継がれ、世界はさらに捻られ装飾されていっている。もしもこれが最後のゼルダ作品となった場合、まだまだ語り尽くせていない要素が多い。しかし最後にはならないだろうし、それは喜ばしいことである。
●Edge Magazine: 80/100
●Destructoid: 65/100