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【そそれぽ】第81回:セール期間なのでずっと気になってた『ブラッディヴァンパイア』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそ こと 津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第81回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第81回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

今年もあと1か月とか言わない方が良いですか?良いですね!おかしい・・・確かにこの前「あけましておめでとう」と言ったばかりのはずなのに・・・。世間は年末モードに突入。もちろんゲーム関係の話題も年末年始商戦モードに突入です。各種キャンペーンやセールなんかも、いろいろと行われているようですね!

というわけで、今回プレイするのはシルバースタージャパンのニンテンドー3DSダウンロードソフト『ブラッディヴァンパイア』です。

現在、ニンテンドーeショップにて配信中のシルバースタージャパンのソフトは12月4日(水)9:59までの期間限定で、「シルバースター大感謝祭」と題したセールを実施中で、今回プレイする『ブラッディヴァンパイア』も50%OFFとなっており大変お買い得。ずっと気になっていたタイトルだったので、この機会にダウンロードしてプレイしてみることにしました。主人公「ラティス」は、人間と吸血鬼のハーフの女の子で、ジャンルはアクションRPG。一体どんなゲームなのでしょうか。それでは、早速プレイしていきましょう。


■画面はサイドビュー、上下左右へ
画面はシンプルなサイドビュー、横スクロールアクションですが上層へ登っていったり、地下へ下って行ったりすることも多いです。立体視は、奥の背景が奥まって見えるといったこれまたシンプルなものなので、3DのON/OFFはお好みでOK。操作も直感的でシンプルです。


■アクションはまさかの体当たり
基本的な攻撃方法は、なんと体当たり。ただし、ただ当たれば良いわけではなくて、後ろから当たったり、斜め上方から当たったりすることで、こちらへの反撃ダメージが少なかったり、相手へのダメージが大きくなったりします。「攻撃ボタンがなく、敵への当たり方がカギ」という点に、少しだけ初期の『イース』(他社ゲームでごめんなさい)を思い出しました。

そのほかにも装備によって、さまざまな魔法が使えたりしますが、とにかく突っ込んで行くのが基本という思い切った仕様に、手軽で爽快に敵を倒す手応えを感じることができました。


■ジャンプの浮遊感が独特
アクションゲームとして、空中の挙動が非常に独特に感じました。自分のジャンプはもちろん、ジャンプ中の左右移動、敵への体当たりの反動など、自分が軽くてフワフワしているというか、着地する重さを感じにくいプレイヤーキャラクターとなっています。なので、踏み外すと危険な足場の移動などのアクションの難易度は低く感じましたが、逆に敵への体当たりの反動が思わぬ事故につながったりと、これまでのアクションゲームでは感じたことがない独特な難しさのベクトルがありました。(決して難易度が高い、操作が難しいというわけではなく、感覚として「慣れ」が必要という意味です。)


■意外と「地道な探索」が多い
いくつものシーン(画面)に渡るフィールドを歩き周りながら、ゲームを進行していくことになる本作。「アクションRPG」というジャンルから、「壮大な冒険」を想像していたのですが、実際は「地道な探索」がメインとなります。アイテムの発見しかり、次のシーンに進むための新たな道しかり。

アイテムを装備することによって使える魔法は、「探索」にも大きく関わってきます。「コウモリ」になって飛びまわるのは当たり前になってくるので、調べるべき場所も必然的に増えます。


■故にマップが欲しい
行ったり戻ったり、戻って新しい場所に行けるようになっていたり、「ここ行ったっけ?」って迷ったり、とにかくいろいろな場所を走り回ります。下画面には、常時手持ちのアイテムが表示されているのですが、ゲーム中、咄嗟の判断でそれらを確認する必要性をあまり感じなかったため、マップを表示しても良かったのではないかと思いました。本作にはマップやマッピング機能は搭載されていません。

最初から全部表示されているようなマップではなくて、行った場所が埋まっていくようなマッピング式のマップが下画面に表示されていたらより快適に遊べたと思います。とは言え、昔ながらの感じで、自分でペンと紙なり、3DS本体のゲームメモなりにメモをつけてゲームすればそれで解決なのですが、やっぱり時代に合った利便性をもうひと声希望したいところです。


■使わないボタンに魔法を割り振りたい
十字キーorスライドパッドで移動、Aボタンでジャンプ、Xボタンで魔法、LRでセットした魔法の選択・・・アクション中に使うボタンはこんな感じなのですが、状況に応じて魔法を使い分ける必要が多々あります。「コウモリ」に変身したり、炎を放ったり、魔法を使うアクションがすべてLRで選択してXボタンでの使用となり、連続的なアクションがやりづらいことにややストレスを感じました。

余っているYボタンやBボタンに、例えば変身系の魔法を割り振ったり、あるいはよく使う魔法をセットアップしたりと、それほど複雑になるとは思えないので、遊ばせているボタンが勿体なく思いました。


■体当たり攻撃ゆえのハメられ
次の画面に移動した際、切り替わりぎわにこちらに突進してくる動きの敵がいると、ぶっ飛ばされて前の画面にもどされてしまうことがあります。運が悪いと、同じ動作で数回ハメられます(笑)。手厳しい敵の配置とも言えるのですが、運次第で為す術がない場合もあるので、もう少し吹き飛ばされる自分の吹き飛ばされ具合、あるいは敵の配置が調整されていたらハメられストレスもなかったと思います。


■総評:RPGの雰囲気を出した探索アクションアドベンチャー
メインのゲーム性は「マップ探索」に重きが置かれているように感じました。新しいアイテム(鍵や魔法)を手に入れることで、新しい場所に行けるようになったりするあたりは、『メトロイド』的(またまた他社ゲームでごめんなさい)で、筆者の場合は「RPG的」な成長よりも「アドベンチャー的」な探索にかなりの時間を費やすプレイスタイルとなりました。

成長要素が宝箱やショップでの購入で入手する「アイテム」によるものなので、「育成」を楽しむというスタイルのゲームではなく、また、ストーリーもヴァンパイアと人間のハーフといったキャラ設定に魅力を感じるものの、それが「いかにもRPG的」に重くのしかかってくるゲームでもないです。フィールドを探索し、アイテムを手に入れ、ストーリーを楽しむというゲームであることが大前提なので、「RPG感」よりも、「アクション感」や「アドベンチャー感」の部分に魅力を感じるタイトルでした。

シンプルにまとまった操作やゲーム性は好印象ですが、余っているボタンが勿体なく感じてしまい、もっとゲームプレイを爽快にできたのではと思う部分もありました。とは言え、気にならない人は全く気にせずプレイできますし、「RPGっぽい要素」を入れた「探索アクションアドベンチャー」として、非常にコストパフォーマンスの良い作品であると思います。

【こんな人にオススメ】
・『メトロイド』などの探索系アクションアドベンチャーが好きな人
・ヴァンパイアと人間のハーフの女の子が主人公という設定に惹かれる人
・レトロなアクションゲームが好きな人

実際にプレイしてみると、紹介文などから感じる印象とは異なったものの、今どきな「RPGっぽい設定」がありつつも、どこか懐かしさを感じる「探索アクションアドベンチャーゲーム」であり、通常価格(600円)の料金分はきっちり遊ばせてくれる良質なタイトルだったと思います。なので、セール期間中に購入した筆者は、ものすごーく得をしたのであります!(笑)

■ちなみに・・・
YouTubeに配信当時のプロモーション映像があるのでご紹介します。よりゲームの雰囲気が伝われば幸いです。


YouTube 動画URL:http://youtu.be/72UTcVBph2w


『銀星』の看板でおなじみの将棋などのテーブルゲームや、渋くも良質なアクションゲームなどが揃っている「シルバースター大感謝祭」は12月4日(水)9:59までなので、気になるゲームがある人は期間中に3DSでニンテンドーeショップにのりこめー!!


【そそれぽ】第81回、いかがでしたでしょうか?大型タイトルが続々発売される中、なかなかゲームをプレイする時間が確保できないもどかしい筆者であります。次回もどうぞお楽しみに!


『ブラッディヴァンパイア』は、好評配信中で価格は通常価格600円(税込)、セール期間特別価格は300円(税込)です。

(C)SilverStarJapan


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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