大手自動車メーカーのフォードは、Oculus VR社が開発するVRヘッドセット「Oculus Rift」をクルマの内装設計に活用しているそうです。Fast Companyが伝えました。
それによれば、フォードではモーションセンシング技術のViconのテクノロジーとOculus Riftを組み合わせた環境を構築。内装設計において現物のプロトタイプを試作することなく、3Dモデルを構築するだけで、クルマに乗った感覚で内装を評価できるようにしているそうです。
以前より同様の取り組みは行われていたものの、構築には約3万ドルを要していたそうで、Oculus Riftでは大幅な削減が可能になったとしています。
また、フォードでは世界各地にデザイナーのグループが存在しますが、Oculus Riftを使った評価は世界中で同時に行うことができ、より深いフィードバックを迅速に行うことが可能となったとのこと。
新しいインターフェイスとしてOculus Riftの用途は今後も広がっていきそうですね。
《土本学》
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