本イベントでは、いよいよ2月22日(土)に発売が迫った『龍が如く 維新!』について、プロデューサー横山昌義氏とディレクターの坂本寛之氏から直接PS4版の実機プレイとトークが行われました。
この日集まったのは、プレイステーションファンのための公式コミュニティサイト「プレコミュ」から抽選で選ばれたラッキーなファン。横山氏が『龍が如く』シリーズを全員知っていることを確認すると、本作について「シリーズを通しての主人公、桐生一馬がスピンオフ作品として坂本竜馬をやります。桐生一馬としてではなく、あくまでも坂本竜馬が明治維新をどう生きたのかを『龍が如く』らしく描いた作品です」と説明しました。
大型ディスプレイによるPS4版の実機プレイでは、坂本氏の計らいで体験会には入っていない武器などを惜しみなく紹介していました。一番栄えている大通り「四条通」を闊歩する坂本竜馬。60fps 1080pというPS4の性能を駆使して、シリーズならではの町並み感や通行人の動きなど、プロジェクト当初から頑張ろうと決めいろいろ盛り込んだと坂本氏は語ります。
たとえば、通りにランダムで現れる棒手売(商品を天秤に担いで商いをする人)。画面の棒手売は赤い箱を背負っており、この赤い箱、かなりのレアアイテムを売っている目印とのこと。横山氏の「買ってみなよ」という鶴の一声がかかると、坂本氏は本当に?という表情を浮かべていました。ウィンドウが開かれリストの武器を見たとたん、「確かにこれはレアだ(笑」と横山氏は笑ってしまいます。なんでも、売っていた「鮪切」は最終的にすごい妖刀(特別な能力が付加されている武器)になっていくんだとか。
さらに、四条通でしか出ない特別武器として「大筒」を紹介。脇に大砲でも撃てるような筒を抱え、お祭り的にぶっ放せるという武器が紹介されました。
また、PS Vitaで2月13日(木)に配信予定の『龍が如く維新! 無料アプリ for PlayStation Vita』の実機プレイも行われました。こちらは本作の一部が楽しめるアプリではあるものの、アプリ側で獲得した経験値やお金など多くの要素が、クロスセーブ形式でPS3版とPS4版どちらでも共有することができます。PS Vitaでのアプリ開発については、両者ともに「ここまで出来るんだ」と、PS Vitaのスペックに驚いたとコメント。坂本氏は、テストといいつつ200時間程やりこんでしまったというエピソードを明かしました。アプリ版とはいえ、遊び応えがあることは間違いなさそうです。横山氏からは、「一番最初の会議で僕がホワイトボードに書いたのが、for PlayStation Vitaの企画でした。今回はこれがやりたいと言ったんです。今回はどうしてもRPGっぽいゲームにしたいし、長く『龍が如く 維新!』を遊んでもらえる仕立てにしたかった」と開発秘話も語られました。
最後にはイベント参加者からの質問コーナーが設けられました。直接クリエイターに質問が出来る機会とあって、パッと多くの手が挙がっていたのが印象的。その内容を紹介します。
■坂本竜馬はどれくらい史実に忠実になっている?
横山氏:相当……忠実ではないですね(笑)。歴史的に大きなエピソードや事件は盛り込んでありますが、本作では関わりかたが違います。そもそも坂本竜馬であるのは、一章ぐらいで、あとは斉藤一という偽名で生きていますから。
■過去作のキャラクターが総出演ということで、思い入れのある人物はいますか
坂本氏:バトルダンジョンでぽろっと出てくる……(言っていいのか悩む坂本氏)。「力也」とかが隊士で出てきたりして、めちゃくちゃ強くて。スタッフでやると、みんな力也ばかり使っていますね(笑)。ほかのモードでも、にやりとするような歴代キャラが織り交ぜられているので楽しめると思います。
■アナザーライフについて
横山氏:アナザーライフは、「徳」の稼ぎどころなんです。徳ポイントは、アイテム拡張やダッシュの加速時間を長くすることに使えます。最終的になにもかもで困ったら、徳で購入した「経験値大福のようなもの」でレベルアップすることもできます。ゲーム本編を遊びやすくする要素が詰まっていますよ。
最後には初出し情報として、『龍が如く 維新!』体験版を2月13日(木)よりPS3にて配信することを発表しました。これについては、PS4版についてもやりたかったと横山氏。続けて、「開発のなかで、これ、ごちゃごちゃしてたんですよ(笑)。PS4版はどうしよっか?……発売してないんだ!、みたいな(笑)。配信してもいいんですけど、誰もやれないので今回はPS3版のみです」と会場をドッと笑わせ、終始和やかに進んだイベントもお開きとなりました。
『龍が如く 維新!』は、2014年2月22日発売予定で価格は8,600円(税込)。『龍が如く維新! 無料アプリ for PlayStation Vita』は2月13日配信予定で、価格は無料。必要空き容量は2,700MB以上となっています。
(C)SEGA
関連リンク
編集部おすすめの記事
ソニー アクセスランキング
-
PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう
-
『グラブルVS』“フニャ口、こんこん♪”な狐っ娘、「ユエル」のモーションひとつひとつが可愛すぎて、ついスクショを撮りすぎてしまう幸せ
-
PS5の“クリエイトボタン”では何ができる?よりスムーズになった機能を体験
-
『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート
-
『Ghost of Tsushima』新参冥人に向けた「冥人奇譚」の特徴&アドバイス14選! 勝利の鍵は“仲間との意思疎通”にあり
-
見所満載、温泉街を写真でお届け・・・『MHP3rd』×渋温泉レポート(6)
-
【レポート】『夏色ハイスクル★青春白書(略)』パンチラ激写テクを直伝!スライディングからの“尻もちショット”が最強か
-
『ELDEN RING』「魔術師セレン」の素顔はホントに可憐だったのか?そのヒントが、学院の「討論室」にあった
-
【特集】『雨の日に遊びたいゲーム』7選
-
タイラントと化した「受付嬢」の新たな一面!『モンハン:アイスボーン』×『バイオ RE:2』コラボで爆誕する何とも言えない写真集