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世界の運命はいかに…?! あのヒーローとヴィランたちがVitaの中でも大活躍『インジャスティス:神々(ヒーロー)の激突』PS Vita版

日本でも昨年6月にPlayStation 3/Wii U版が発売され、DCヒーロー・ファンからも好評を得た対戦格闘ゲーム『インジャスティス:神々の激突(Injustice: Gods Among Us)』。

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日本でも昨年6月にPlayStation 3/Wii U版が発売され、DCヒーロー・ファンからも好評を得た対戦格闘ゲーム『インジャスティス:神々の激突(Injustice: Gods Among Us)』

年末には、PlayStation Vita版も発売され、多くのファンの間での話題になった本作。



これまでPlayStation 3版しかプレイしていなかった筆者は、つい先日「すごいゲームがあるんだよ!」と興奮気味の知人からPS Vita版『インジャスティス:神々の激突(Injustice: Gods Among Us)』を薦められました。PS3版をプレイした筆者からすると「いまさら?」感は拭えなかったのですが、「いいからやってみて!」と半ば強引にプレイをすすめられ、実際に遊んでみると据え置き機版とはまた違う面白さが詰まっていることに気付き、毎日のようにプレイしていました。

■プレイモードが豊富でアツい!
本作は「シングルプレイ」と「マルチプレイ」の大きく2つのモードに分かれています。



シングルプレイでは「ストーリープレイ」「バトル」「S.T.A.R研究所」「シングルバトル」「トレーニング」、マルチプレイモードは「Wi-Fi」と「アドホック」の2種類が準備されています。マルチプレイでは、Vita内臓のマイクを利用して友達とお喋りや怒号を放ちながら対戦プレイをすることができます。



また、シングルプレイもモードが豊富なのも魅力です。



やりごたえ満点の「ストーリープレイ」に加え、様々なミッション・条件下の中でステージを進めていく「バトル」、通常のスーパーマンやバットマンのストーリー展開を踏襲し、条件付きの対戦をクリアしていく「S.T.A.R.研究所」モードも用意されています。







もちろん、好きなCPUと対戦できる「シングルバトル」、プラクティスやチュートリアルといった「トレーニング」も準備されています。





■とにかく、ストーリモードがアツい!
ストーリーの内容自体は、据え置き機版と大きな変更はないのですが何度やってみても、やはり面白い。



簡単にストーリーを説明すると、バットマンの宿敵であるジョーカーが大規模なテロを計画。スーパーマンが愛するメトロポリスを破壊してしまいます。



首謀者であるジョーカーは捕らえられ、バッドマンと対面。今回の事件の真相や理由をバッドマンが問い詰めます。



そんな最中、突如背後の壁が壊れ、何者かが乱入。



それは怒りに我を忘れてしまっているスーパーマンの姿でした。



狂気に満ちたスーパーマンはジョーカーを殺そうとしますが、スーパーマンはそれを阻止しようとするバッドマンを押し切りジョーカーを殺害してしまいます……。





そして、スーパーマンはその強大な力で秩序だった世界を構築、独裁的な統治を始めてしまうのです。

その後物語は5年が経過し、バットマン率いる反抗勢力がスーパーマンを倒すために、別の世界(パラレルワールド)から、ヒーローチーム「ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ(JLA)」を組んでいた仲間を呼び、暴走したスーパーマンに立ち向かっていく……。というのが基本的なストーリーです。



正直、かなりぶっ飛んだストーリー内容ですが、登場するキャラクターの豪華さや、コミックや映画では見られないタッグなどを見ていると、違和感なくストーリーに入り込むことができます。





また、ストーリーモードから対戦画面への遷移の仕方が非常に自然で、ついストーリーに魅入ってしまい、多少戦闘への入りが遅くなってしまうことも多々ありました。筆者はアメコミをそれほど読むことはないのですが、それくらい、ストーリーの話は面白く、充実しています。





■大迫力のバトルシステムがアツい!
ヒーローとヴィランが入り乱れて戦う様は実に圧巻。対戦格闘ゲームとしてのシステムがかなり練り込まれており、格闘ゲームをやり込んでいるユーザーも満足できるほどの完成度になっていると感じました。





また、ステージ上にあるボタンや武器、施設などのオブジェクトもR1ボタンで利用可能で、格闘ゲーム的なテクニカルな点だけでなく、状況把握もバトルの行方を左右する重要な要素となっています。


▲画面左の赤いスイッチを押すことで、画面中央のロケットエンジンが点火、ロケットの炎で敵にダメージを与えることができます。

■日本語吹き替え、据え置き機ではDLCだったキャラクターのデフォルト実装がアツい!
日本語吹き替えの完全ローカライズで、本作のストーリーを存分に楽しむことができます。また過去に配信された映画「マン・オブ・スティール」仕様のスーパーマンや「バッドガール」「Mマンハンター」「ザターナ」「スコーピオン」「ゾッド」「ロボ」など、これまでに配信済みのダウンロードコンテンツも収録されています。













■製品情報
タイトル:インジャスティス:神々(ヒーロー)の激突
プラットフォーム:PlayStation Vita
CEROレーティング:「C」
価格:5,980円(税込)
ジャンル:対戦格闘
プレイ人数:1~2人(オンライン対応)


プレイしてみての感想ですが、アメコミファンはもちろんのこと、対戦格闘ゲームが好きなユーザーやPS Vitaでどのタイトルをプレイするか悩んでいるユーザーに対しても、自信を持ってお薦めできる1本となっており、機会があればプレイして頂きたいタイトルです。
《森 元行》

森 元行

海外のゲームショウにてeスポーツの大会に出会い衝撃を受け、自身の連載「eスポーツの裏側」を企画・担当。プロプレイヤーはもちろん、制作会社や大会運営責任者、施設運営担当者など「eスポーツ」に携わるキーマンに多くのインタビューを実施。 2022年3月 立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 博士課程前期課程(修士/MBA)修了。

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