かつては、ゲームソフトといえばパッケージ販売が主流であり、それが当たり前ですらありましたが、インターネット環境の発達、通信回線の改善、ハードウェアの向上などの条件が噛み合い、手軽に環境を構築できるようになり、またそれを前提としたダウンロードソフト販売などが活発化しました。
さらに、ハードとSNSが直接繋がることによるコミュニケーション性や、ゲームプレイ映像の直接配信など、遊ぶスタイルそのものも多様性を増すばかり。このほかにも、ゲームデータのアップデートや不具合修正、そしてオンラインゲームなど、インターネット環境の有無でゲームライフは大きく変わる時代になったと言っても過言ではありません。
端末もパソコンだけではなく、スマートフォンの普及やiPadをはじめとしたタブレット端末の需要拡大などによる多様化も進んでおり、新生活が始まるこの春に、これまでの利用環境を見直す方も多いことでしょう。そんな方々を対象にした「新生活のインターネット環境に関する意識調査」の結果が発表されました。
こちらの問いに対し、1位を獲得したのは「インターネット(回線事業者、プロバイダーを含む)」(49.0%)。次いで「新聞社」(28.0%)、「CS放送・CATV等の有料放送」(26.6%)となっており、新聞よりもインターネットが生活に密着した存在であることを伺わせます。
現在契約している回線の主流は、「固定回線(光ファイバー、CATV、ADSLなど)」が52.8%となり堂々のトップ。2位の「モバイルデータ通信(WiMAXやイー・モバイルなど)のみ」の利用は17.8%となりましたが、前年と比較するとこちらは増加傾向にあり、ここにも時代の変革を見て取れます。
また今後契約した回線では、固定回線は30.8%に減少。反してモバイルデータ通信は、33.8%と大きな伸びを見せています。この他には、「固定回線とバイルデータ通信の両方」も倍近く伸びる12%となりました。
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まだまだ根強い固定回線ですが、モバイルデータ回線の支持は増加の一途を辿っており、今後そのシェア率も大きく変化するであろう予感を覚えざるを得ません。
台頭を続けるモバイルデータ通信ですが、人気のあるサービスを集計したところ、1位は「WiMAX」が53.6%と過半数以上を占めました。人気の理由としては、「速度制限(一定通信量を超えたユーザーへの通信速度規制)がない」が「利用料金の安さ」を上回っており、価格よりも利点に魅力を感じているユーザーの姿も浮き彫りとなる調査結果となりました。
■調査名:新生活のインターネット環境に関する意識調査
■調査期間:2014年1月24日(金)~2014年1月29日(水)
■調査対象:男女18~40歳、 全国2014年春に新生活(引越し)を始める予定の人
■有効回答者数:本調査500名