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Novectacleの『ファタモルガーナの館』は2012年冬のコミックマーケットでリリースされたビジュアルノベル。ビジュアルノベルファンの中では高く評価された本作ですが、今回のBitSummitでは第2章までの英語版と展示されました。
本作は全八章で構成される「西洋浪漫サスペンスホラー」のビジュアルノベル。ハイクオリティのビジュアル、テキスト、音楽が話題になり、徐々に人気を獲得した本作は、Playismを通したダウンロード販売の収益を英語版ローカライズ費用に当てるなど、海外展開を目指しています。
ビジュアルノベルはこれまで日本独自のゲームジャンルとして見なされてきました。しかしながら、英語圏でもRen'Pyというゲームエンジンが浸透して、着実にファンは増えつつあるようです。以前、行ったPLYAISM代表イバイ・アメストイ氏のインタビューでも『ファタモルガーナの館』に関する海外からの問い合わせは非常に多いそうです。
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この第2章までの英語版は体験版としてBitSummitが終了次第、公開する予定です。英語版の完成予定はローカライズ費用の都合上、現在のところ未定となっています。また同時、ブラウザを通してクラウドでノベルゲームをプレイできるノベルスフィアのバージョンも展示されています。こちらのノベルスフィア版は3月には完成するそうで、インターネット回線をつなげる端末ならiOSやAndroidといったOSのスマートフォンでもプレイが可能となります。