第75回のロコレポは、ソニックパワードが2014年4月9日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『SKYPEACE』のプレイレポートをお届けします。
『SKYPEACE』は「Surf」「Pure」の2人のキャラクターを操り、高速で飛行しながらアイテムを集めるハイスピードアクションゲーム。『ぼくは航空管制官 エアポートヒーロー3D 新千歳 with JAL』や『鉄道にっぽん!路線たび 長良川鉄道編』などの3DSタイトルを発売している、ソニックパワードの最新作です。
■懐かしいテイスト&シンプル操作の横スクロールアクションゲーム
キャラクターはサーフボードのような乗り物で飛行していて、スライドパッド(十字ボタン)で上下左右に移動します。キャラクターが移動できるエリアは入力方向に応じた9マスに分かれていて、スライドパッドの代わりにA/B/X/Yボタンを押して移動することもできます。
画面の右方向に飛行し続け、最後までたどり着くことができればステージクリア。道中で敵に接触してしまうと画面上に表示されたライフゲージが減少し、ゲージがゼロになるとゲームオーバーです。
■コインを連続GETすればコンボ発生、アイテムでバリアや無敵も
ステージには大量のコインが出現し、取得すればスコアを獲得。連続でコインを取るとコンボが発生し、コンボをつなけばハイスコアを狙うことが可能です。また、ステージにはコインのほかに数種類のアイテムが出現して「シールド」を取得すると攻撃を1回防ぐバリアを張ることができたり、「エネルギーコア」を取得すればキャラクターのカットインが入り、画面がゴールドの無敵状態になって敵を一気に倒すことができます。
■3DSの立体視に対応したエフェクトが美しい、全10ステージ
ゲームには全10ステージが用意されており、ステージによって敵やアイテムの配置、さらにビジュアルとサウンドも変わるほか、後半になるとステージを分断するほどの巨大なビームを発射する敵が登場したりと、どことなくシューティングゲームのような雰囲気のステージ構成です。終始とてもスピード感のあるゲーム展開で、アイテムの取得や敵の回避など、アクションには瞬時の判断が必要。
グラフィックは3DSの立体視に対応していて、有効にするとコインや敵の表示が浮き上がり、背景のスクロールもより奥行き感のある表現になってプレイの没入感が上がります。
■スピード感と、コインを取る気持ちよさが素晴らしい作品
『SKYPEACE』。スーパーファミコンの円熟期を思わせるようなドット絵、そして疾走感のあるステージ構成とコインやアイテムを取得したときの気持ちよさなど、小粒ながらアクションゲームとしての完成度が高い作品ですね。特に3DSの立体視を有効したときのビジュアルとサウンドエフェクトはなかなか秀逸で、思わずコインをたくさん集めたくなります。
ゲームデザインとしては避けゲーであり覚えゲーで、初見のステージではゲームオーバーになることもしばしば。ボリュームこそ少なめなものの、難易度はほどよく、バリエーションに富んだステージ構成とリプレイ性の高さで楽しませてくれます。
『SKYPEACE』は、好評配信中で価格は300円(税込)です。
(C) 2014 Sonic Powered Co.,Ltd.
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType