「iRing」は小型のリング型コントローラーを指の間に挟む事により、iOS機器に触れることなく音楽アプリやエフェクトを操作できるというもの。正面・背面にはパターン認識用の2種のドットが記され、これをiPhoneなどのカメラへかざす事により、iRing FX/Control 、iRing Music Maker appなどのアプリが3次元的な認識をして動作します。
このコントローラーでは、最大6つのパラメータを同時に操作する事が可能。従来の縦X軸、横Y軸に距離のZ軸を加えた片側3つ、例えばエフェクトとドライのミックスの割合をコントロールできます。これを左右の手に装着することにより、計6つのパラメータをコントロールできるのです。
iOS7のInter-App Audio やAudioBusに対応しているマルチエフェクター、iRing FX/Controlがコントローラーの動作を検知。自動で必要な情報に変換して、使用している音楽アプリに送信します。またそれら音楽アプリに加えられるエフェクトとして、フィルター、ディレイ、コンプレッサー、リバーブ、ワウといった標準的なものに加え、DJ向けのスタッター、ファジー、クラッシュ、ツイスト、ブレイク、スピン、テイルといった16種類のエフェクトが用意されています。
iRing Music Maker appにより、初心者でも気軽にグループ、メロディー、エフェクトの組み合わせを楽しめます。キック、ドラム、パーカッション、べースなどのループ、シンセサイザー、エフェクトを操作する事で、iRingによる新しい世界を発見できるでしょう。
・画面から離れた手の動きで、iOSアプリをコントロール
・2種の認識用パターンを印字したリバーシブル・リングを2つ同梱
・リングの位置情報をMIDI情報に変換するiRing FX/Controllerアプリを用意
・2つのリングの3次元XYZ軸情報、合計6パラメータを同時にコントロール可能
・iRing FX/Controllerでは、Inter-App Audio、Audiobus対応アプリもエフェクト可能
・初心者でもグルーブ再生、エフェクトを楽しめるiRing Music Makerアプリも用意
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「iRing」は、ギター・エフェクトを満載したAmpliTube、ボーカリスト用のエフェクト・プロセッサーVocaLiveなどのアプリに対応予定。残念ながら対応ゲームは発表されていませんが、同社はSDKと無償のライセンシング・プログラムを用意しており、フィットネスからゲームまで幅広い活用が見込めます。
「iRing」は5月下旬発売予定で、価格は3,780円(税込)です。