かつて『Project Beast』の名前で呼ばれており、今年のE3にて正式発表された『ブラッドボーン』は、SCEジャパンスタジオとフロム・ソフトウェアによるタッグで生み出される、期待と注目が集まるPS4タイトルのアクションRPGです。
本作は、PS4という最新ハードで全くオリジナルの新作を作るという目標を掲げて開発がスタート。「未知の探索」や「バトルの死闘感」、そして「オンライン」という3つのテーマを軸に、フロム・ソフトウェアのディレクター・宮崎英高氏および開発陣の新たな挑戦が行われています。
そんな本作の公式サイトが更新され、紡がれる物語の一端を垣間見ることができるイントロダクションや、時代設定などが伺えるイメージが発表されました。
古都ヤーナム。
遥か東、人里離れた山間にある忘れられたこの街は、呪われた街として知られ、古くから奇妙な風土病「獣の病」が蔓延っている。
「獣の病」の罹患者は、その名の通り獣憑きとなり、人としての理性を失い、夜な夜な「狩人」たちがそうした、もはや人ではない獣を狩っているのだと言う。
だが、呪われた街はまた、古い医療の街でもある。数多くの救われぬ病み人たちが、この怪しげな医療行為を求め、長旅の末ヤーナムを訪れる。
主人公もまた、そうした病み人の1人であった……
舞台設定は、19世紀ビクトリア時代。古都としての古めかしい建物群に、煙突やガス灯など時代性のあるモチーフが見て取れる。それは、同時代のロンドンなどとは異なる、寂れた、異様な静けさに満ちた世界である。
古い医療の街ヤーナムは、かつて栄えた、だが陰気な街である。土着の信仰は偏狭を育て、街路には病と血と、死の匂いが充満している。
もはや人ではない獣を狩る「狩人(ハンター)」たち。彼らは夜に紛れ、人であった獣を狩る。狩人独特の武器、展開するノコギリや獣狩りの銃や鎧を着けぬ身軽な出で立ちが、新しい戦術と立ち回りを表現していく。
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本作で描かれる物語は、恐るべき病が蔓延する恐ろしさと、病み人たちにとっての希望を併せ持つ古都が舞台となる様子。現段階で発表されている画像や動画を見ても、その精緻に作り込まれた世界観は手に取るように伝わってきます。
また、獣を屠る狩人たちが持つ武器やその姿は、ゲームシステムとも深く関わりを持ちそうな予感を覚えます。これらの要素が本作の戦闘でどのように表現されるのか、今から実に楽しみです。
『ブラッドボーン』は、2015年春に発売予定。価格は未定です。
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