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『HUNT: Horrors of the Gilded Age』はCrytekUSAによる初めての作品です。19世紀末が舞台の協力型のアクションRPGであり、今回はプリアルファ版のゲームプレイフッテージが展示されました。
舞台は19世紀末のアメリカ南部ルイジアナ。4人のハンターたちが沼地でクリーチャーを倒していきます。武器は水平二連ショットガン、リボルバーとこの時代に定番のものがチョイスされており、さらに斧や鉈といった鈍器、ボウガンや火炎放射器なども登場します。
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クリーチャーたちは主に物量で攻めてきますが、近接攻撃であるため比較的にハンターが優位な立場でゲームは進みました。沼を抜けるとハンターたちは廃屋にたどり着きます。中を探索して補給を行い、さらに奥へ。沼の奥の墓地のような場所で、ボス戦が発生。ボスは女の幽霊のような姿で飛び道具で攻撃してきます。プレイヤー同士で協力しながらボスを倒したところでフッテージは終了です。
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特に印象的であったのは、まず何よりも見ているだけで体が汗ばみそうな沼地の雰囲気です。CryENGINE 3.0で描画されるビジュアルの臨場感は非常に高く、アメリカ南部独特の暑苦しさをうまく表現しています。またセリフ体のフォントや渋いボイスによる演出も雰囲気にマッチしており、ゲームプレイへの期待感が高まります。さらに弦楽器をフィーチャーしたオドロオドロしい音楽も魅力的に感じられました。
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次の『Arena of Fate』はプレイアブルデモが公開されていました。本作はいわゆるMOBAであり、5対5の対人戦が体験できました。今回のデモでは計15体のキャラクターが用意されており、プレイヤーの5名はそれぞれ3つのヒーローキャラクターから1体を選ぶことになりました。
キャラクターは歴史上の有名な人物や伝説や童話の主人公をモチーフとしており、筆者が選んだ席には、スモウレスラーのAkashi、サムライのMuramasaとMusashiといういかにもジャパニーズなヒーローたちが揃っていました。他にはRobin HoodやAliceといった日本人にも馴染み深いキャラクターが登場します。
見た目から予想される通り、Akashiはタンクタイプ、MuramasaとMusashiは近接攻撃タイプです。Muramasaの方がスキル重視のメイジタイプということなので、初プレイは足が速いMusashiを選択しました。
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試合の前に本作のルールが簡単に説明されました。MOBAが乱立する中で、本作の特徴をまとめると、1. 20分という短い時間制限、2. 3つのレーンという小さめのマップ、3. スコア制による勝利判定の3点になります。特に勝利判定は独特で、相手のベースを破壊する、先に10スコアをゲットする、時間切れでのスコアによる判定勝ちという3つの可能性があります。また勝利判定のためのスコアは、タワーを1つ破壊する、中立勢力のタイタンを一体破壊する、プレイヤー7キルするごとにそれぞれ1点入ります。
操作系はオーソドックスなMOBAを踏襲したものです。QWERのキーでスキルを使用しますが、本作にはレベルアップごとのスキルビルドは存在せず、4つのスキルが最初から使用可能です。またショップはどこでも購入可能なうえ、レベルアップごとに1つのボーナスを選択していくというシンプルなシステムになっています。
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ゲームスタートすると、プレイヤーが上下に分かれて攻めていきます。3レーンなのでトップに2人、ボトムに2人、ミッドレーンに1人という構成が良いようです。初プレイともあって、筆者のMusashiは攻撃力を中心にビルドを固めていきました。移動して斬るBlink技のQ、デバフをつけるW、方向指定の遠距離攻撃のEとスキルはかなりオーソドックスで使いやすいものが揃っていました。UltにあたるRは、ターゲットをロックして複数回斬りつける強力な技です。ただし周りにミニオンがいると、追加攻撃がミニオンにヒットするため、一人になったヒーローを狙う必要があります。
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前半10分くらいは、どちらのタワーも倒されないまま硬直した状況が続きました。しかしながら、次第に相手側のキル数が上回り、押される展開に。特に敵のAliceによるチャームスキルに手を焼きました。10分経過後、両陣営の外側のタワーが破壊されました。さらに終盤、タイタンの出現が告げら、戦況はヒートアップします。この終盤に登場するタイタンは強力なモンスターですが、うまく狩ればスコアをゲットできます。しかしながら、うまくチームワークが働かず、結局、押されたままゲームは終了。相手側にベースを攻撃されることはなかったとはいえ、キル数で圧倒され、スコアによる判定負けとなりました。
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ワンプレイした後の感想としては、カジュアル方向に大きくシフトしたMOBAという印象を受けました。特にゲームデザインに関しては、20分という短時間で決着がつき、スキルビルドやアイテムビルドの煩雑さを廃したわかりやすい内容となっており、MOBAをカジュアルにするための工夫が感じられました。ビジュアルなどの演出面はまだまだ開発途中でありますが、Crytekだけに今後のブラッシュアップに期待したいと思います。