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【E3 2014】『ダークソウル』シリーズに対する、これがオレたちの答えだ!『Lords of the Fallen』プレイレポ

かつて世界は日本のゲームに影響を受けたタイトルであふれていました。しかし日本のゲームシェアが低下するにつれて、そうした話も過去のものとなっています。そんな中、久々に国産ゲームにインスパイアされたというゲームが登場しました。

ソニー PS4


かつて世界は日本のゲームに影響を受けたタイトルであふれていました。しかし日本のゲームシェアが低下するにつれて、そうした話も過去のものとなっています。そんな中、久々に国産ゲームにインスパイアされたというゲームが登場しました。PS4/Xbox One/PC向けに今秋発売予定で開発が進められているアクションRPG『Lords of the Fallen』です。

ゲームはガチムチ肉食系男子のハーケンが大暴れするダークファンタジーで、影響を受けたタイトルは『ダークソウル』シリーズ。ディベロッパーはドイツのDeck 13 Interactiveで、パブリッシャーはポーランドのCity Interactive。バンダイナムコゲームスもパブリッシュを担当します。実機デモが体験できたので、さっそく触ってみました。



ハーケンは類い希なる戦闘能力をもちながら、罪人として顔に入れ墨を入れられ、不毛の地に追放されたという設定です。何千年も前にデーモンと共闘して神々を葬り去りった人類は、自らが完全な善になることを望むほど慢心していました。しかし盟友のデーモンが突如裏切り、世界が大混乱に。なんだかんだで戦いにかり出されることになった、というストーリーです。

操作は左スティックで移動、右スティックでカメラの操作というオーソドックスなもの。攻撃には素早く繰り出せる弱攻撃と、スタミナを消費する強攻撃があり、盾で相手を押してよろめかすこともできます。他に回転移動やバックステップなども可能。そして『ダークソウル』シリーズとの大きな違いとして、魔法類が使用しやすくなっていることです。



デモプレイでは炎属性を持つ魔法のガントレットを装着しており、ワンボタンで強力な攻撃魔法を繰り出すことができました。魔法はマナを消費しますが、一定時間が経過すれば自動で回復します。つまり時間をかければ魔法が使い放題。もちろん腕に覚えがあれば肉弾戦で突撃することもできます。デモの難易度はプレイヤー次第というわけです。

デモは城の中庭に続く上り階段からスタートしました。階段の上にはクリーチャーが待ち構えていますが、2~3発殴って黙らせることに成功しました。中庭に進むと2体のクリーチャーが存在し、連係攻撃を仕掛けてきます。ここで何度も死んでしまいましたが、最終的に階段までおびき寄せて1体ずつ撃破することに成功しました。カメラの動きや武器の間合いをつかむまで、無駄に何度も死んだことを白状しておきます。



なお、中庭の真ん中に大きな穴が開いており、その上を板で覆われていました。そのまま反対側の壁にある廊下を進むと、プレイヤーより二回りが大きい黒い剣士が出現。そのまま肉弾戦を挑むも、これが固くてなかなか倒せません。中庭を逃げ回っていると、おそらく剣士の重みで板が壊れたのでしょう。黒くて大きな穴が開いていました。もしやここに剣士を落とせば屠れるのでは・・・と考えた刹那、まちがえて自分が落下してしまい、死んでしまいました。

気を取り直してリスタートし、黒の剣士まで進めます。バックステップを繰り返して剣士を中庭におびき寄せると、重みで板が崩れて、予想通り穴の中に落下していきました。こんな風に何度も何度も死にながら、そのたびに攻略法を学んで進めていくのが本作のスタイル。まさに『ダークソウル』シリーズを彷彿とさせる内容です。



そのまま廊下を進むと上に向かう階段があり、再び大柄な黒の剣士が待ち構えていました。ところが剣士はプレイヤーを見ると、恐れをなしたかのように後ずさりしていきます。調子に乗って階段を上がりきると、いきなり猛ラッシュをしかけてきました。しかも脇からクリーチャーが伏兵として襲いかかってきます。ハッハッハ、逆につり出されてしまいました。

ここで何度も何度も死んだ結果、頭にきて魔法攻撃に頼ることに決定。一発で体力の8割近くを削ることに成功しました。しかし、それでも固くてスタッフでは刃が立たない。けっきょく、中庭まで戻ってマナを回復させ、黒の剣士が登場したところで再び魔法を放ち、撃破に成功。かなり美しくない形ではありますが、いいんです先に進めれば! さらに先に進もうとしましたが、小一時間もプレイし続けていたこともあり、タイムアップ。不本意ながら次の取材先に向かうことになった次第です。




ただ、アクションが苦手な筆者が「もう一度、もう一度」とハマってしまったのは、がんばれば目の前の障害をクリアできるのではと感じさせる、確かな要素があったからです。これこそ『ダークソウル』シリーズ・スピリッツといって良いでしょう。一方で総合印象は変わらないものの、細部で異なる部分も感じられました。はたして開発陣は『ダークソウル』から何を学び、どう本作に活かしたのか。別記事で詳しく紹介します。
《小野憲史》
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