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迫りくるゾンビを倒して出口を目指せ!
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カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』シリーズの世界をリアルに再現たアトラクション「バイオハザード・ザ・リアル」がグレードアップし、大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに帰ってきました。その名も「バイオハザード・ザ・リアル2」!
昨年公開された「バイオハザード・ザ・リアル」は生還率0.002%と言われ、その難易度が話題になりました。果たして今回はいかほどか…!?体験をレポートをお届けいたします。
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「バイオハザード・ザ・リアル2」は迫りくるゾンビやクリーチャーを銃で倒しながら出口を目指す体験型のアトラクション。ゾンビは映像ではなく実物です!銃の弾数には限りがあるので慎重に。また、ゾンビに近づかれると銃に表示された「感染率」が上昇していきます。
前回からの変更点は銃の種類。前回はハンドガンでしたら今回はショットガンになりました。この変更点がアトラクションにどんな影響を与えるのでしょうか?
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アトラクション体験に先立ち、『バイオハザード』シリーズプロデューサー・川田将央氏がアトラクションが開催される「パレスシアター」前に登場。「バイオハザード・ザ・リアル2」を体験した感想とその見所についてインタビューが行われました。
―アトラクションの感想は?
川田:今回のアトラクションも凝った作りになっています。暗がりの進んでいく怖さ、襲ってくるゾンビなど、『バイオハザード』の持ち味がうまく表現されていますし、クリーチャーの造形も忠実に再現されています。
―生還率が限りなく0%に近いアトラクションですが、川田さんは実際に生還されましたか?
川田:私自身何度かチャレンジしましたがいまだに生還しておりません!前回も10万人に1人しか生還できなかったと聞いております。難しいですが、何度でもトライしたいと思わせる内容に仕上がっていると思います。
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プロデューサーですら生還できないとは!
―昨年よりパワーアップした点は?
川田:ゾンビの遭遇率が上がっています。また、クリーチャーの迫力も上がっています。例えばおなじみの強力なクリーチャーに遭遇しても「ここまでやってこないのではないか?」と思う方もいると思います。しかし今回はすぐそこまで迫ってきます。そんな「ギリギリの怖さ」が表現できているかなと。また、今回の武器であるショットガンはメポンプアクションなど扱いが難しいのでカニズムの面でも重量の面でも「銃を扱っている」という実感があります。ゾンビに対して逆襲できるという面で『バイオハザード』らしいサバイバルホラーが表現できていると思います。
―USJとのコラボで期待できることは?
川田:さまざまなアトラクションが集まっているUSJなので、『バイオハザード』を知らない方にも広くアピールできると思います。海外にも情報を配信しておりますが反響も高いです。海外にも積極的にアピールしていきたいです。
―これからアトラクションを体験する方にアドバイスをお願いします。
川田:ゾンビやクリーチャーに近づかれると感染してしまうので、いかに寄せ付けないのか、距離を取る事が駆け引きになります。思いもよらないところから登場しますので、何度かチャレンジしてください。
インタビューの中でシリーズ1作目のリメイク作をフルHD化した『バイオハザード HDリマスター』の告知が行われました。本作は単なる移植ではなく、現行ハードの性能に合わせて細部に修正を加えた上でHD化されたそうです。社内ではほぼリメイクは不可と言われていた作品が実現したとのことで、川田氏の感動もひとしおの様子でした。アトラクション体験の後にいかがでしょうか?
『バイオハザード HDリマスター』はPS3、Xbox 360版が2014年11月27日に発売。PS4、Xbox One、PC版は2015年初頭発売予定です。
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いよいよアトラクション体験です。まず本アトラクションはヒールの高い靴やサンダルなどのつま先・かかとが露出した靴はNG。女性の方はご注意を。パレスシアターロビーではショットガンの扱い方のレクチャーが行われます。命がけのアトラクションなのでちゃんと話を聞かないと教官に怒られます!アトラクションの世界はここから始まっているのです。
今回の銃はショットガンなので、主にポンプアクションについて説明が行われました。通常のショットガンは稼動部分が硬くできているので女性には柔らかめのタイプも用意されています。銃尻の白いテープが目印です。
銃には緑色のランプと弾数がデジタル表示されています。緑色のランプが赤くなると感染した証拠。これが真っ赤になるとアウトです。
レクチャーを受けたらアトラクション内部へ。真っ暗な階段をのぼっていきガンショップにてショットガンを受け取ります。そこからはアトラクション内部を誘導してくれる女性隊員の指示に従って各エリアを巡ります。1隊あたり8~10人程度で進んでいくのでなるべく近くの人から離れないように進むのがよさそう。もたもたしていると女性隊員に怒られてしまいますよ!川田プロデューサーの話からもわかる通り、今回はゾンビの数も多くなっているので、はぐれていると突如現れたゾンビに捕まってしまうかも…!?
詳しい内容はネタバレになってしまうので割愛しますが、ゾンビの数もさることながら、種類も豊富で臨場感抜群!!特にゲーム中でもその造形の気持ち悪さや登場のえげつなさが際立っている「アイツ」。ゲームに負けない演出となっておりますのでお楽しみに…!ボスクラスのクリーチャーは大きさにもリアリティがありゲームさながらの恐怖感が味わえます。また、ショットガンになったので敵の吹っ飛び方にも変化が。迫力が倍増しています。次々とゾンビがやってくるので、撃ったらすぐポンプアクション、これが重要になってきそうです。
ゾンビの遭遇率が上がっているせいか、感染率も想像以上。だからといって闇雲に撃つと弾数があっという間になくなってしまいます。ハーブポイント、弾補充ポイントがあり回復もできるので。何度もチャレンジし、敵の出現ポイントの把握、回復のタイミングや回復量を計算しながら進んでいくと、よりゲームらしい雰囲気を味わうことができそうです。
アトラクション時間はおよそ8分程度とのことですが、あっという間の体験でした。もっとさまざまなエリアを探索したい!という衝動に駆られます。会期中ぜひ何度もチャレンジを!そして無事生還してください(生還できませんでした)。
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ショップ入り口は洋館のエントランスをイメージしたタペストリーが!
アトラクションに隣接するショップ「ワンダーピックス 」では本アトラクションのオリジナルグッズや『バイオハザード』シリーズのグッズを購入することが可能です。
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店内の装飾も『バイオハザード』仕様に。
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オリジナルグッズが並びます。
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テーマパークを練り歩く時に役立つグッズも沢山!
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店内では合成写真の作成も可能。合成できるフレームは6種から選べます。
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撮影ブースに入ったらベストを着てショットガンを構え撮影。レジで確認して写真が気に入ったら、その場で購入することも可能です。特製スリーブ入りで1,500円。撮影したフォト入りのポストカードも無料でプレゼントされます。アトラクション参加の記念にいかがでしょうか?
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また、店の外では顔写真入りアンブレラ社IDカードの作成ができます。スタッフに声をかければその場で写真撮影が行われ、ものの10分程度でIDカードが作成されます。店内で販売されているネックストラップに入れて持ち歩くとアンブレラ社員になりきれるかも。
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アトラクションを左手に通りをまっすぐ歩くと「ラクーンシティ・フードカート」があり、こちらで『バイオハザード』のオリジナルフードを購入することが可能です。アンブレラ社のマークが入った販売社が目印。「アンブレラ社が街にとけ込んでいる風景」をイメージしているとのこと。本当に馴染んでいるので、うっかり見落とさないように!
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パレスシアターの目と鼻の先にあります。この馴染みよう。見落とし注意!
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目印はおなじみの「アンブレラ社」ロゴマーク。よく見るといたるところに刻まれています。
■ラクーンシティ・グリーンハーブ・ラップ 750円(ドリンクとのセットで1,200円)
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グリーンハーブ風のソースがかかったトルティーヤドッグ。「RACOON CITY TIMES」が包み紙になっていて芸が細かいです。ボリュームがあるのでアトラクションで遊び疲れたお腹にちょうどいい!チリソースのピリ辛感が食欲をそそります。
■グリーンハーブ・ドリンク~レモンソーダ~ 500円
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青い層と黄色い層があり、混ぜると緑色に!添えられたハーブもさわやかな レモンソーダです。星形のナタデココがアクセントに。ナンドックとの相性も抜群です。
せっかくUSJに来たなら見ておきたいポイント!『ハリー・ポッター』の世界を忠実に再現した「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」にも行ってきました。映画の音楽に誘われて森を奥へ奥へと進むと…
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そこはホグズミード村の街並が!お店はレスランや映画でおなじみのグッズショップになっています。
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入り口には「ホグワーツエクスプレス」が!
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街並を堪能したのちに満を持して登場するのが…ホグワーツ城!光の当たる部分と当たらない部分の苔の色を変えるなど、細部までこだわり尽くされた城。そのリアルさに感動を禁じ得ません。撮影ポイントは正面にある道しるべの下だそうです。
さらに人気アトラクション「ハリー・ポッターアンド・ザ・フォービドゥン・ワールド」を体験しました。こちらは最新映像技術4Kによる鮮明な映像であたかも『ハリー・ポッター』の世界に入り込んだかのようなスリルと感動を味わえるライド・アトラクション。3度も世界最高アトラクションに輝いているのだとか。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、乗り物が単調に移動するだけでなく、映像にあわせて360度回転は当たり前。まるで自分が箒に乗ってハリー・ポッターと一緒に飛んでいる気分を味わえます。ただ飛ぶだけではありません。道中には様々な試練が待ち受けています。息をする間もなく切り替わるシーンに飽きません。没入感も高く、映画以上の臨場感が味わえます。
ちなみに乗り物が縦横無尽に動き回るのでポケットの中身も落ちてしまう可能性があり、持ち物はすべてロッカーに預ける仕組みになっています。 また、乗り物酔いに弱い方はちょっとキツイかも。それだけ臨場感が高いアトラクションということです!
この夏、USJの『バイオハザード・ザ・リアル2』で恐怖体験を、『 ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター』でファンタジー体験を味わってみてはいかがでしょうか?
大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン『バイオハザード・ザ・リアル2』は2014年8月8日(金)~11月9日(日)の期間中、ニューヨーク・エリア内 パレスシアターにて開催中。利用制限はR12(中学生以上。未就学児・小学生以下不可)です。