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本日、ついに国内ローンチを迎えたMicrosoftの次世代コンソール機Xbox One。発売前から多くのラインナップタイトルが注目されていますが、今後発売される新作タイトルも含めて、Game*Sparkとインサイドの編集スタッフ・ライター陣が、各々期待する、あるいは注目している1本をチョイスしました。読者のみなさんもコメント欄で期待する「1本」を教えてください!
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栗本 浩大 が選ぶ1本…
『Quantum Break』
メーカー: Microsoft Studios/ Remedy Entertainment 発売日:未定
―エボリューションではなくイノベーションな1本
正直なところ、ただ単純に面白いゲームには飽きた。次世代機の登場により、ゲームは確かに進化したかもしれない。だが、進化だけではもう満足できない。そこで私がオススメするのが『Quantum Break』だ。本作は、『Max Payne』や『Alan Wake』で知られるRemedy Entertainmentの新作。破壊という演出と時間操作という特殊能力を見事に融合させており、プレイヤーの行動によって「ディレクターズ カット」という独自のドラマ生成。これはプレイヤーが深くゲームに介入できることを意味している。そしてなにより、TVドラマとの連動によって他のゲームよりも、よりインタラクティブなエンターテイメントへとイノベーションすることが期待できる。
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臥待 弦(ふしまち ゆずる) が選ぶ1本…
『Crimson Dragon』
メーカー: Microsoft Studios/ Grounding Inc. / Land Ho! 発売日:2014年9月4日
―Xboxシリーズは、天翔る竜の夢を見続けるのか
かつてセガサターンで展開されていた『パンツァードラグーン』シリーズは、5年近い沈黙を経た後にXboxにて『パンツァードラグーン オルタ』を発表し、リリースした。ファンとしてこれほど嬉しいことはなかった。そしてこのシリーズを手がけた二木幸生氏が、竜と人を描くフライトシューティングを新たに出すとなれば、気にならないわけがない。オンライン協力プレイや非同期による気軽なCO-OPモードなども充分魅力的だが、歯応えと爽快感を両立させた二木氏が最新ハードのスペックを活かしてどのような「大空」を提案してくれるのか。『パンツァードラグーン』シリーズのファンだからこそ、それを超えるような衝撃と興奮を期待したい。『アゼル』もお気に入りだったため、ドラゴンを育てる要素にも好奇心をそそられる。
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菜種 が選ぶ1本…
『Zumba Fitness World Party』
メーカー:ハムスター/ Zoë Mode 発売日:2014年9月4日
―ゲームのやりすぎて増えた体脂肪をZumbaでリセット!
数あるフィットネスタイトルの中で私が今までで一番効いたと実感し、新作が出るごとに海外版を取り寄せリピートし続けたのがこのシリーズ。 待ちに待った最新作がいよいよ日本初上陸です。 本作が他のダンスゲームと根本的に違うのは、決められた時間内ずっと踊り続けられるというところ。 つまり踊りを楽しむだけでなく、脂肪を燃焼しやすい心拍数を維持しながらの有酸素運動が可能というもの。 Zumbaの特徴であるラテンはもちろん、フラダンスやボリウッドなど世界中のダンスを体験しながらスリムなボディを目指せます。 ゲームのやりすぎでたるんだお腹が気になる方はぜひお試しあれ!
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すしし が選ぶ1本
『Sunset Overdrive』
メーカー: Microsoft Studios/ Insomniac Games 発売日:2014年10月30日
―『Sunset Overdrive』でキモすぎるミュータントを殺して殺して殺したい
ビデオゲームにおける楽しみのひとつは“破壊”である。良心の問題や破壊した物の補償など現実ではリスクが高すぎる破壊行為だが、ゲームの中でさえあれば、きわめて良心的かつ紳士的かつ野性的に破壊の楽しみを味わえる。『Sunset Overdrive』は、そんな希望のようなものを叶えてくれそうな作品だ。本作は終末の中でミュータントと化した連中をハチャメチャに殺しまくるゲームで、とにかくノリが軽い。そして“OD’d”と呼ばれるミュータントは倒すのに躊躇しないほど気味が悪い。となれば、こいつは殺すしかないわけだ! こう書くと不気味に読めるかもしれないが、それは違う。われわれには動物であるがゆえの感情の揺れ動きがあり、それをゲームで満たすだけなのである。僕は『ポケモン』でタブンネというかわいい存在を愛でるのと同じように、『Sunset Overdrive』で“OD’d”をグチャグチャのゲロゲロなゴミにしてやるのだ。
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riot_兄 が選ぶ1本…
『Rise of the Tomb Raider』
メーカー: スクウェア・エニックス/ Crystal Dynamics 発売日: 2015年
―いわくつきのトゥームレイダー最新作、Xbox Oneでララと再会へ
ドイツのgamescomで、Xbox One/Xbox 360での時限付き独占契約が明らかになり、ファンの間で物議を醸したトゥームレイダーシリーズ最新作。1996年の初代『Tomb Raider』からプレイしている身としては、プラットフォームに関わらずプレイせずにはいられない。Xbox Oneにとっても重要な作品となることは間違いないだろう。今作では2013年のリブート版『Tomb Raider』直後のストーリーが描かれるといい、詳細不明ながらトレイラーでは山岳地帯や洞窟のようなロケーションが確認。初期作品にあった、ララが秘宝を手に入れるために「本気でヤバイところに来てしまった」絶望感と孤独感が味わえるようなゲームプレイを、Xbox Oneで再び味わってみたいものだ。
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河合 律子 が選ぶ1本…
『Titanfall』
メーカー: Electronic Arts/ Respawn Entertainment 発売日:2014年9月4日
―海外リリースから半年を経て今、次世代機にタイタン落ちる
パワードスーツにハイテク武器、そして巨大ロボットを引っ提げて、FPS界に新たな旋風を巻き起こした本作最大の特徴は何と言ってもパルクール。スラスターとウォールランを駆使して戦場を縦横無尽に駆け回る操作性は、FPSのコアであるキャラクター動作に革新をもたらしたといえる。スマートピストルやチャージライフルのような未来兵器が登場するSF好きゲーマーはもちろん、鉄と筋肉とロボットフェチには興奮止まらない至高の作品。鍛え抜かれた男たちの血と汗と油に塗れた激闘は恍惚の一言に尽きる。PC版やXbox 360版ですでにタイタンを乗り回したプレイヤーも多いだろうが、まだこの快感を堪能していないのなら、今こそ次世代機でドロップシークエンス開始!
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RIKUSYO が選ぶ1本…
『Sunset Overdrive』
メーカー: Microsoft Studios/ Insomniac Games 発売日:2014年10月30日
―ゲームとは何かを再確認できそうな『Sunset Overdrive』
いよいよ国内で発売となるXbox One。気になるタイトルは幾つかあるが、私はInsomniac Gamesが手がけるオープンワールドアクションシューティング『Sunset Overdrive』をチョイス。鮮やかな色彩、爽快感あるアクション、ユニークな世界観でしっかりとした「ゲーム」を堪能できそうだ。グラインドアクションがドリームキャストの『ジェットセットラジオ』、初代Xboxの『ジェット セット ラジオ フューチャー』を彷彿させる本作は、それらの作品のようにXbox Oneという新ハードの代表作となるのではないだろうか。
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ishigenn が選ぶ1本…
『アジト 新作(仮)』
メーカー:ハムスター/ ASTEC21 発売日:2015年春
―なぜかXbox Oneで蘇るダンジョンSLG業界の異端児
国内でXbox Oneを購入するようなユーザーならば、『Sunset Overdrive』など押さえておくべきソフトはこちらがオススメせずとも購入するだろう。だから今年6月にしれっと発表された『アジト新作(仮)』を押す。同作は2000年前後から密かに発売されてきた秘密基地運営シミュレーションゲームで、3年前の3DS向け初代リメイク版、あるいはPSアーカイブスをプレイしたユーザーもいるかもしれない。正直なところダンジョン運営ゲームとして見ると面白い作品はもっとほかにあるのだが、悪の組織が怪しげな商品をチマチマ売って資金を稼いだり、パチモノ臭あふれかえる怪人が登場したり、悪の戦闘員が給料を貰ったりと、B級感がたまらないタイトルだ。初期のXbox 360を盛り上げた『地球防衛軍3』のように成功することを願いたい。
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Hanzo が選ぶ1本…
『Killer Instinct』
メーカー: Microsoft Studios/ Double Helix 発売日:2014年9月4日
―伝説的な海外格闘ゲームが10年越しにF2Pタイトルとして次世代機でカムバック!
人気が高い格闘ゲームと言えば『ストリートファイター』シリーズなどの国産タイトルの名前が挙がるが、海外から見るとそのラインナップは多少異なる。『モータルコンバット』シリーズもそのひとつだが、更に名前を挙げるとすればこの『Killer Instinct』。当時アーケードをメインに海外ゲーマーを賑わせた同シリーズ。筆者自身、海外で過ごした幼少期に本作を茄子スティックでガチャガチャやっていたが、まさか2014年にこのタイトルの名前を、しかも日本で聞くことになるとは思わなかった。海外作品らしい特徴的なキャラデザインなどは国内コアゲーマーも必見。また手軽なコンボシステムは本作の魅力だが、やり込み要素もあり、今年のEVOでも種目のひとつとして採用されていた。Xbox OneのF2Pタイトルとして配信が予定されており、手軽に始められる点も○。伝説的な洋ゲー格闘、本体が届いたらまずダウンロードすべき作品だ。
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Round.D が選ぶ1本…
『Halo: The Master Chief Collection』
メーカー: Microsoft Studios/ 343 Industries 発売日:2014年11月13日
―シリーズを存分に楽しめるコンテンツ全部入りの豪華パッケージ!
過去作を活かしたHDリメイクは各社から様々なタイトルが登場しているが、これほどまでに豪華な大入りパッケージは他に類を見ないのではないだろうか。スポーツ系FPSのマスターピースとして一時代を築きあげたシリーズの初代『Halo』から、Xbox LIVE対応でプレイヤーを熱狂の渦に巻き込んだ『Halo 2』、そしてシアター/フォージなどの新モードの導入で遊びの幅を広げた『Halo 3』、343 Industriesによって始動した新三部作の『Halo 4』までのシリーズが歩んできたナンバリングの軌跡をこの一本で楽しめるのだ。さらに特筆すべきなのは本作には各作品の全てのマルチプレイマップが収録されている上、シリーズ初の60fps/1080pの動作をXbox Oneのパワーによって実現している。シリーズのファンはもちろんの事、新規参入者にとっても手放しでオススメ出来る一本であるのは間違いなさそうだ。
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G.Suzuki が選ぶ1本…
『Metro Redux』
メーカー: スパイク・チュンソフト/ 4A Games 発売日:2014年10月2日
―次世代機で体験する核戦争後のモスクワ
核戦争後のモスクワ地下鉄を舞台にした小説「Metro 2033」をベースにした、4A Games開発の同名作と続編『Metro Last Light』を収録している『Metro Redux』に注目したい。なぜなら、『Metro Redux』の『Metro 2033』はリメイクと言える調整が加えられていることと、『Metro Last Light』は1080pの解像度で動作するからだ。加えて、両者に共通する丁寧なストーリー展開という部分も見逃せない。『Metro 2033』の物語は、地中深くにある地下鉄駅で核の被害から逃れた人類が、新たに出現したミュータント「ダークワン」の侵攻から駅を守るというもの。地下で暮らす様々な人間の勢力や生活模様に出会えるので、重厚なストーリーにウェイトを置くユーザーには必見の一本だ。
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水京 が選ぶ1本…
『Halo: The Master Chief Collection』
メーカー: Microsoft Studios/ 343 Industries 発売日:2014年11月13日
―『Halo』シリーズをXbox Oneで!初代から4までこれ一本
FPSをコンソールに普及させたタイトルと言っても過言ではない『Halo』シリーズ。その伝説的な作品である『Halo: Conbat Evolved』から『Halo 4』までをXbox Oneに最適化して収録した『Halo: The Master Chief Collection』はやはり注目してしまう。シリーズ最新作『Halo 5: Guardians』の予習としてもピッタリの一本となるだろう。
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真ゲマ が選ぶ1本…
『Project Spark』
メーカー: Microsoft Studios / Team Dakota 発売日:2014年10月9日
―無限の可能性を感じるゲーム制作ツール、ゲーマーのないものねだり
筆者はジャッキー・チェンの映画『プロジェクトA』のゲーム化を待ち続けてきた。『エイリアン』、『遊星からの物体X』、『ランボー』などがゲーム化される度に「なぜ、あのカンフーアクションの名作がゲーム化されない?」と思ったものだ。椅子を使ったアクション、時計台からのダイブ、敵の親分を絨毯に包めてダイナマイト…ゲームで遊びたいシーンが脳裏に浮かぶ。出来ることなら自分で制作したいと思っていたら、『Project Spark』というゲーム制作ツールがあるではないか!本ソフトは「誰でもカンタンにゲームが作れる」というコンセプトを基に開発されたもので、どんなジャンルのゲームでも作れるという。形になったゲームはオンライン上で公開できるため、多くのユーザーからアドバイスを受けられるのだ。これさえあれば、理想のゲームを作る事ができる!
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デビル“コリコリ”宮崎 が選ぶ1本
『FIFA 15』
メーカー: Electronic Arts/ EA Sports 発売日:2014年10月9日
―次世代機で味わえ、世界のサッカーを
進化を続けるFIFAシリーズ。代わり映えのしないはずのジャンルでありながら、毎作意欲的なシステム改善や追加要素があり、否が応でも買いたくなってしまう。間もなく発売される『FIFA 15』ではより選手個々にスポットライトがあたり、感情表現も豊かになっているだけでなく、実際のサッカーと同じく試合状況に応じたプレ一をするという。恐らく全FIFAユーザーが気になっていた観客もアップデートされるということで、個人的にはかなり注目している。これは『FIFA 14』の時もそうだったが、次世代機でのプレイフィールは現行機のそれとはまるで別の作品といっても過言ではない。ぜひXbox Oneで味わってほしい。