誓約を自ら課し、選択した条件をクリアすることでパワーアップを得られる新たなシステム「ブラッドレイジ」。リスクとリターンを兼ね備えたシステムであると同時に、その条件を任意で選択できるため、自分のプレイスタイルと合致する誓約をチョイスすれば小さな負担で見返りが得られるのも嬉しい点です。
先月行われた東京ゲームショウにてこの「ブラッドレイジ」を味わえる試遊出展が行われ、プレイしたユーザーから多くの意見が寄せられました。その要望を受け止めた開発陣は、『GE2 RAGE BURST』全体の問題点を検討し、同時に「ブラッドレイジ」に関する改良内容の一部を公開しました。
■改良ポイントその1「誓約選択時の画面表示のシンプル化」
誓約選択時の画面表示について「画面表示が大きすぎて、戦闘の邪魔になる」との意見を元に画面表示デザインを見直し、できる限り邪魔にならないよう再デザインが行われました。公開された画面を見ると、かなりすっきりとした構成になっているのが確認できます。
■改良ポイントその2「誓約選択演出のテンポアップ」
東京ゲームショウver.では、誓約の選択時に、「条件の表示演出」「誓約実行フェーズへのカウントダウン演出」といった演出が組み込まれていましたが、「テンポが悪く、戦闘の邪魔になる」との声が挙がりました。
「条件の表示演出」に関してはチュートリアル的な意味合いも含まれていたため、製品版では、システム導入のチュートリアルで再生された後は再生されなくなります。なお、オプション設定でチュートリアル後に表示することも可能です。
次にカウントダウン演出についてですが、この演出に関しては「誓約遂行に向けた心構え」や「誓約遂行に向けた事前準備(位置取りなど)」等の意図があり、東京ゲームショウver.から慎重な調整を重ねての微修正を行ったとのことです。
■改良ポイントその3「タッチ操作を右手に集約&操作レスポンスの向上」
東京ゲームショウver.では、「左手の親指を使ったタッチ操作でシステムを起動」「右手の親指を使ったタッチ操作で誓約を選択&誓約を決定」という操作系でしたが、「両手を交互に操作スティック&ボタンから離さなければならず、その都度戦闘を中断しなければいけない」との意見があり、画面表示も含めて徹底的に検討。
その結果、ボタンを操作する際に親指の移動が発生する右手側にタッチ操作を集約すべきと判断し、システム起動を行うスイッチをミニマップ下に配置。親指で右側に押し込む形へと変更されました。また喚起率ゲージもミニマップ周囲に配置され、数字の表示も行うことで視認性の向上が図られています。
■改良ポイントその4「防御装置の導入」
「ブラッドレイジ」状態になるために欠かせない誓約ですが、誓約内容を選択する必要があり、アラガミとの戦闘中にこれを行わなければなりません。攻撃を避けつつ選択できるプレイヤーもいれば、焦ってしまう方もいることでしょう。
ゆっくり確認したいという方のために、新要素となる「防御装置」の導入が決定しました。「防御装置」を起動することで、誓約選択中、攻撃ができなくなる代わりにアラガミからの攻撃を無効化するバリアを展開することができるのです。
「防御装置」はオプションでいつでもON/OFFの切り替えが可能なので、状況や自身の腕前に合わせた設定が可能。なおこのシステムは「いつでも発動できる無敵ガード」ではなく、誓約選択を起動した時点で喚起率ゲージが消費されるため、気軽に連発はできません。「防御装置の想定外の運用が効率的なプレイ上必須となることは無い形に調整していけると考えております」との公式見解もあるので、ご安心ください。
■改良ポイントその5「ブラッドレイジ発動後の機動力の向上」
寄せられた意見を参考に、「ブラッドレイジ」発動後の基本パワーアップ項目となる「スタミナが減少しなくなる」「アラガミの攻撃による怯み、ダメージをカット」に加え、新たに「地上無限連続ステップ」の導入が決定。アラガミとの間合いを詰めたり、攻撃したい箇所へ位置取りする際など、通常時とは比べ物にならないほどのスピード感でアラガミを翻弄する爽快感を味わえるとのことなので、ご期待ください。
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今回明かされたポイント以外に関してもクオリティアップを行うとのことなので、今後寄せられる続報にも注目しておきましょう。
『GOD EATER 2 RAGE BURST』は、今冬発売予定。価格は未定です。
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